「農民」記事データベース20080609-831-10

地球を襲う食糧危機の下で大もうけ(4/4)

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水田は壊滅的打撃

サイクロン被害

米どころミャンマー深刻

 サイクロン「ナルギス」の直撃で、死者・行方不明者が十三万人とも伝えられるミャンマー。サイクロンの被災地は、ミャンマー全土の六割を占める米の生産地です。

 
アメリカ航空宇宙局(NASA)が公表したミャンマーを襲ったサイクロンによる洪水の様子=地球観測衛星「テラ」による撮影
《写真上》が被害発生前(4月15日)。《写真下》が被害後(5月5日)、川の河口や沿岸域が冠水を示す青色になり、被害前には茶色で示された樹木のない裸地が丸ごと冠水している様子がうかがえ、内陸の深くまで水につかっているところもある。

 二期作のミャンマーでは、四月中旬に一期目の収穫を終えていましたが、収穫した米も流されたり水に浸かってしまったとのこと。農民たちは二期目の田植えの時期を迎え、種もみの確保に必死です。しかし被害は、水田をはじめかんがい施設や農機具にも及んでおり、生産量 の激減は避けられず、すでに米価格が高騰しています。

(新聞「農民」2008.6.9付)
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2008年6月

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