「農民」記事データベース20000522-449-12

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関連/レンゲ畑で憩う


猿害策なるほど「奥多摩」方式

大阪府 吉倉外喜子

 新婦人の会で里山歩きを続けていますが、よく登山口などの里近くで高い柵をしたり、ネット張り、捕獲おりなどを見かけます。畑で作業をしておられる方に聞くと、「もう猿、シカ、イノシシ、熊などに畑を荒らされ、作物はさっぱりで作る気力を失ってしまい頭を痛めている」と言われました。実際、猿の一群と間近で出会ったり、イノシシがほじった土や足跡も見ます。「奥多摩方式」の記事(五月一日号)を読んで、なるほどと思いました。

 人間と動物のあり方に変化が起こっていることは確かですが、しかし、行政、住民連携の作戦、「動物にも優しい自然豊かな町づくり」の経験が広がるよう願って、新聞「農民」をすすめてみたい。


柑橘の価格低下の原因は…

北海道 井上  勤

 最近、柑橘類を購入して感じたことは、価格低下です。安く手に入るということは消費者にとっては、一見よいことなのですが、その原因が激増する輸入によるものであることを新聞「農民」によって具体的に知ることができました。これは、やがて果樹栽培農家の崩壊を招くことでしょう。コメをはじめとする農畜産物の輸入自由化は、国そのものを自滅させることになります。


苦しみ同じ世界の農民は団結を

香川県 鍋谷 明子

 「アメリカの農村を救え」の記事(四月三日号)が、すごく興味深かったです。アメリカでも、日本と同じように農民の方々が苦しんでおられるんだと知り、そしてたたかっていることの報告を読んで、とてもぽかぽか(?)した気分になりました。“世界中の農民と団結しよう”まさにそのとおりです!


小学生の和紙の卒業証書に感動

福島県 菅野 瑞穂

 “長野・栄村北信小の手すき和紙の卒業証書”の記事には感動しました(四月三日号)。子どもたちをあたたかい目で見守っている学校と地域の人々の和が目に見えるようでした。


手すき和紙体験地域の伝統大事

茨城県 川村十三江

 小学生が手すき紙で卒業証書を作ったという記事を読んで、地域の伝統を体験できたことは大変すばらしいと思いました。また、地域の伝統を大事にしていきたいとも思いました。


農家の健康に涙出るほどつらい

青森県 木村 久昭

 民医連の職員ですが、毎号欠かさず読んでいます。近年、農産物輸入自由化、強まる減反、不況などで、県内の農家の方々の健康や生活不安が深刻です。出稼ぎに行く方が「病気もちだけど、行かなければ食えないから、健診の結果に“異常なし”と書いてくれないか」と言ってきたことがありました。涙が出るほどつらい話でした。


大収穫の野菜を工夫し食べてる

佐賀県 小野 和子

 昨年秋に播いた白菜、小松菜、チンゲン菜などが食べきれず、近所の人たちにも分けてあげましたが、余ってしまい菜の花がいっぱい咲きました。眺めてもきれいだったけれど、そのあと花をちぎって、さっと茹でてしぼって、いろいろのドレッシングをかけて食べてみたら、本当においしかったですよ。せっかくとれた野菜はいろいろと工夫して食べなくてはもったいないですね。


ワラビを市場に出したら安い!

福岡県 田中 清弘

 今年はタラノメを八本根ごともらったので、池につけっぱなしにしてました。先日、遅いかとも思いましたが、植えています。うちはタケノコ、ワラビ、ゼンマイなど、いやというほど採れるので毎日毎日、食卓に出て、ちょっとあきてます。ワラビが山のように採れたので、市場に出したら十本五十円でした。意外に安いものです。サクランボの花が咲いたので、実がつくのが楽しみです。


政治が悪い、仕事先で農業の話

新潟県 上田 芳克

 私は農民連の方に勧められて新聞「農民」を読み始めました。スーパーで売っているブロッコリーなどが、船で日本に送られてくる。私たちは何を食わされているか分からない。私の周りは農家が多いのですが、畑や田が荒れていくのが見えます。よく仕事に行く先で農業の話がでます。私は「政治が悪い。農民は悪くない」と話しています。


レンゲ畑で憩う

埼玉県・寄居町

 「埼玉県寄居町の田んぼでレンゲ祭が行われている」と聞いて五月四日に訪ねました。約二ヘクタールの田んぼには、レンゲの花が一面に咲き誇り、満開。家族連れや若いカップルなどが訪れ、大賑わい。レンゲ畑で昼食をとったり、昼寝をしたりして、自然とのふれあいに見学者は満喫していました。

(新聞「農民」2000.5.15・22付)
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2000年5月

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