全国研究交流集会小林常任委員の討論のまとめ
一、全体会議、分散会を通じてみなさんから出された意見、報告は、困難ななかでも敢然とたたかっており、非常に感動的だったというのが大きな特徴です。 一、新聞を増やす問題がずいぶん議論されました。特徴的なことは、一俵六百円問題に対する怒りが高まっており、もっと農民連が強かったら、もっと新聞の読者があったら、米関税化は強行されなかっただろうということを痛切に感じて拡大に取り組んだ。これは非常に教訓的です。情勢に対してこれほど機関紙が役にたったと強調されたのは珍しい。新聞が威力を発揮したし、新聞の重要性が理解され、それが活動の原動力になったと思います。集金をどうするかということが問題になりますが、農家はそれぞれ農協に口座があり、これを利用することも考えていく必要があります。
一、次に流通と産直の問題です。これは全国それぞれ特色があり、発展段階も違います。でも物をつくったら、それを求めている人がおり、そのために直売所や日曜市、新婦人産直や生協産直もある。そしていま私たちはもっと大きな視野で、何を作っても売れるし、流通や市場の大きな変化に対応した多様な産直をやろうとしているわけです。
一、遺伝子組み換え食品が非常に大きな問題になっています。最近の農水省の表示問題のごまかしは非常にけしからんもので、私たちも消費者の声にこたえ、“食と農の共同のために”取り組まねばならない。
(新聞「農民」1999.9.6/13付)
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