遺伝子操作(遺伝子組み換え、ゲノム編集)食品、
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関連/アグリビジネスによる食料支配を許すな!(1/3) 関連/アグリビジネスによる食料支配を許すな!(2/3) 関連/アグリビジネスによる食料支配を許すな!(3/3) |
遺伝子組み換え、ゲノム編集などの遺伝子操作食品、培養肉・昆虫食などのフードテックの開発を政府・バイテク(バイオテクノロジー=農薬、化学薬品、種子)企業が推進しています。それに対して、食の安全を守り、食料・農業を振興し、生物多様性を生かそうと、市民・農家が運動で跳ね返しています。遺伝子操作食品、フードテックで食料支配をねらうアグリビジネスの現段階とその問題点を特集します。
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ゲノム編集トマト |
血圧の上昇を抑えるGABA(ギャバ)高蓄トマトはベンチャー企業サナテックシード社が開発。苗を家庭菜園用に無償配布したのをはじめ、福祉施設・小学校への苗の無償配布もねらっています。現在、パイオニアエコサイエンス社のホームページで通信販売を行い、一部の量販店でも期間限定で販売しました。
肉厚マダイと高成長トラフグはベンチャー企業リージョナルフィッシュ社が開発。マダイは2021年から販売サイトを開設しています。トラフグは、京都府宮津市がふるさと納税の返礼品として販売し、百貨店の催事にも出品しています。
このトウモロコシは「ワキシーコーン」と呼ばれ、加熱するともちもちとした食感が出るのが特徴。粉末状のコーンスターチにして、食品の増粘剤などに利用するといいます。
さらにリージョナルフィッシュ社は10月、厚生労働省にゲノム編集食品として「高成長ヒラメ」を届け出し、受理されました。水産では3例目となります。
しかし、農家にとっては収量が低く、消費者にとっても不人気なこと、従来の育種技術で高オレイン酸大豆が可能になったことなどにより、カリクスト社は高オレイン酸大豆の製造・販売を中止。同社も経営危機に陥ったことから、いまは流通していません。
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上が遺伝子組み換えサケ |
23年2月、アクアバウンティー社はカナダでのGMサケの生産を中止し、従来の生産に切り替えると発表。米オハイオ州で新規の巨大養殖場建設を進める計画を中断しました。
GMサケの開発以降、アクアバウンティー社の売り上げは6割近く減少し、株価は暴落。養殖場では、大量のGMサケが死んでしまいました。GMサケは短期間に巨大化しますが、その成長に内臓が耐えきれず胃の破裂などの臓器異常で3分の1が早死にしました。
[2023年11月]
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