学校給食
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県産小麦100%でつくられたパン |
この動きを新聞で知り、和歌山市で1戸、日高川町で2戸の農家が賛同してくれて生産が本格化しました。
11月21日には、活動拠点近くの海南市の小学校を借りて収穫祭を開き、85人が参加しました。プロジェクトを積極的に支援してくれている奈良県の旭製粉が和歌山県産小麦でパンや菓子を焼いて持って来てくれ、参加者に配布も。活動記録の展示を見ながら交流を深めることができました。
今期は品種を「せときらら」に統一して、面積をさらに2倍にする計画です。
収穫祭を開催した「県産小麦そだて隊!」の人たち。中列右が貴志さん=11月21日、海南市(「しんぶん赤旗」提供) |
他県は行政やJAが主導して麦作を振興しているようですが、和歌山県はそれがありません。原因を考えると、平地が少ないために果樹などの栽培に力が入り、水田の圃(ほ)場整備が遅れ、麦作などの畑作物の栽培がやりやすい暗渠(あんきょ)などの排水改良工事がほとんどされていないことにあると思います。
しかし、休耕田も増え、中には排水の良い圃場もあるので、麦畑を広げられると思います。
その一方で私は、米離れを憂い、米を食べる習慣付けには「完全米飯給食を」と要求してきたものの、地元和歌山市の教育委員会は製パン業者への気兼ねから週2回のパン給食を続けています。今回の取り組みで製パン業者との懇談もして、一緒に日本の食料自給率を高める方法を考えたいと思います。
[2022年1月]
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