「農民」記事データベース20170612-1266-10

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あなたに忍び寄る
遺伝子組み換え汚染
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  /茨城県産 はるばるきたのね下北まで


あなたもGMOフリーゾーンに

GM食品作物拒否運動に参加を

 遺伝子組み換え汚染を防ぎ、GM食品を拒否する運動が求められています。その一つが、GMOフリーゾーン運動です。

 (1)GMOフリーゾーン運動とは?

 GMOフリーゾーンとは、遺伝子組み換え作物が栽培されていない地域のことです。欧州ではGMOフリーゾーンが拡大し、EU(ヨーロッパ連合)加盟各国内でGM作物の栽培ができない地域が増えています。フリーゾーンとは、それが「存在しない」地域を意味します。「フリー」というと、勝手に栽培できる地域と受け取られがちですが、逆です。

 (2)だれが宣言できるの?

 GM作物を栽培したり、取り扱ったり、食べたりするのがいやな人は、誰でも宣言できます。GMOフリーゾーン運動は、農家に限定せず、消費者も食品関連企業や流通業界の人も参加できる取り組みです。農家以外の方はGMOを拒否し、GMOフリーゾーンを守るサポーターとしての役割が期待されます。

 (3)どうすればいいの?

 宣言すると同時に、(1)GMOフリーゾーン宣言の文書に署名し、キャンペーン事務局に送り登録する、(2)ほ場や玄関などに看板を立てる、(3)周囲の人に参加を呼びかけ広げていく、 以上の3つが、宣言に伴う基本的な行動です。

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GMOフリーゾーンを宣言した宮崎県綾町の看板

 (4)目標

 草の根でGMOフリーゾーンを広げ、日本ではGM作物が栽培できない状況を作り出していきたいと考えています。当面は農家の圃場、市民農園、家庭菜園でGMOフリーゾーンの看板を増やすこと、そこでの参加者拡大を目指していきます。

 また、自治体にも働きかけて、北海道で作られた「遺伝子組み換え作物栽培規制条例」のような規制を各地で広めていくことも、大事なことです。

 運動に参加される方は、GMOフリーゾーン宣言票(農地・牧場・森林用)、GMOフリーゾーンサポーター宣言票(個人、事業者用)を「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」のホームページからダウンロードしてお送りください。

 問い合わせ・送付先

 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン事務局 TEL 03(5155)4756、FAX 03(5155)4767

(新聞「農民」2017.6.12付)
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2017年6月

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