ジワリ ジワリあなたに忍び寄る
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今国会で米、麦、大豆などの主要農作物の種子に対する国・自治体の公的責任などを定めた主要農作物種子法が廃止され、今後はモンサント社などバイオテクノロジー多国籍企業による種子の支配が進むおそれがあります。遺伝子組み換え(GM)作物・動物・食品の現状はどうなっているのか。じわりと忍び寄る遺伝子組み換え汚染の現実が……。
GM作物の種類は年々増加し、いま日本で流通しているGM作物は、大豆、トウモロコシ、綿、ナタネ、アルファルファです。世界でみると、テンサイ、リンゴなども流通しています。
日本で流通している4つの作物は、食用油や油製品、家畜の飼料などに利用されており、多くの日本人が口にしています。もうすでに誰もがGM食品を口にしており、他人事ではないのです。(表2)
安倍政権が、今国会で種子法を廃止したのは、こうした遺伝子組み換え企業の種子支配の野望に応えるためのものです。
[2017年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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