「農民」記事データベース20140505-1116-08

さけ弁当からみえる
TPP問題
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国内生産半減 増え続ける輸入量

日本がTPPに参加したら
安全審査ゆるく、産地・GM表示なしに

 TPPで生産が4割近くに落ち込む

 サケ・マスの国内生産量と輸入量の状況をみると、国内生産量は1996年の37万トンをピークに減少し、2012年は16万トンと半分以下に。一方で、輸入量は増え続け、2012年の輸入量は31万トン。なかでも南米・チリからの輸入は21万トンで総輸入量の7割近くを占めています。

 とくにチリはTPP参加国。TPPでさらに大量に輸入されることが予想されます。農水省は、サケ・マス類について、TPPで生産量が今の4割近くに落ち込むとの試算を発表しています。

 また、TPPで、輸入水産物の安全審査が緩くなり、さらに、原料原産地表示や遺伝子組み換え表示もできなくなる可能性があります。

 GMサケが大量に輸入され、表示もされず、私たちの食卓にのぼることになるのです。

(新聞「農民」2014.5.5付)
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2014年5月

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