「農民」記事データベース20131118-1094-08

原発ゼロ
福島で全国で
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安心して住み続けられる福島を!大集会

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いま声あげよう もっと大きく広く

 「なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!」をテーマに福島市の荒川運動公園で11月2日、大集会が開かれ、全国から7000人が集いました。

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「なくせ!原発」の声を大きくあげました

 農家の母ちゃんも

 交流テントでは、飲食・物産展、避難者交流、除染、賠償、再生エネルギーなどのコーナーが設けられ、農民連も飲食・物産展を中心に、参加者と親交を深めました。

政府と東電は責任認め
完全損害賠償させよう

 ステージでは、川俣町の勇壮な山木屋太鼓でオープニング。呼びかけ人2人がマイクを握り、早川篤雄さん(楢葉町宝鏡寺住職)は「政府と東電に責任を認めさせ、完全賠償を求める。原発ゼロを福島で、全国で実現するまでたたかい続ける」と述べました。

 「私は会津で米と野菜づくりをしている農家の母ちゃんです」と自己紹介した猪苗代町のJA福島女性部協議会会長、大川原けい子さんは、「2年前の原発事故で春作業が許可されるまで、通常より10日以上遅れ、農業者が農業をできない切なさを味わいました。2年8カ月の避難生活を余儀なくされている農家の気持ちがよくわかります。愛情込めて育てた野菜の出荷中止は涙がでるほど悔しく、検査を通り、市場に出ても売れずにがっかりしました」と振り返りました。

 さらに「福島の農産物の安全をアピールして激励され、少しずつ元気になっていった矢先に、今度はTPP交渉への参加でまたもやショックを受けました。食とくらしを守るためにTPPは断固反対。復興・復旧の先に何もないはずです」と訴え、大きな拍手を浴びました。

 原発と共存できぬ

 浪江町議会議長の小黒敬三さん、福島県弁護士会副会長の槇裕康さんが、福島で声をあげ続ける決意を述べました。

 首都圏反原発連合代表のミサオ・レッドウルフさんは「原発を一刻も早くゼロにし、福島で生活できるようになるまで、声を政府につきつけていきたい」と語りました。

 民主党福島県総支部連合会特別常任幹事の金子恵美さんがあいさつし、日本共産党書記局長(参院議員)の市田忠義さんは「原発と人類は共存できない。原発ゼロの決断を迫り、一緒に実現しよう」と呼びかけました。

 リレートークでも

 リレートークでは、北海道から九州まで、子どもや母親らが自らの宝物を披露しながら原発ゼロへの思いを語りました。

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母親と子どもたちも壇上に立ち「原発ゼロに!」

 最後に「わたしに、あなたに、未来につながるいのちに、美しい大地・空・海をひきつぐために、いま、声をあげましょう!もっともっと大きく広げましょう!」とする集会アピールを満場の拍手で採択しました。

 参加者は2コースに分かれ、福島市内を元気にパレードしました。

(新聞「農民」2013.11.18付)
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2013年11月

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