「農民」記事データベース20111031-995-05

FTA・TPPに対する運動

どう連帯・協力し合うか

戦略会議 活発な意見交換

関連/アジアで共同行動の強化を
  /どう連帯・協力し合うか
  /もう一つのアジアの構築とFTAに対抗するシステムチェンジを


ビア・カンペシーナ東南・東アジア、農民連、食健連

 ビア・カンペシーナ東南・東アジア代表のメンバーと農民連、食健連は10月13、14の両日、千葉県の多古町旬の味産直センターで、FTAとTPPに関する戦略会議を開きました。

 各国の代表は、FTAが各国に何をもたらしてきたのか、国民のくらしや農業はどうなったのか―などを報告し、質疑と意見交換を行いました。

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会議に参加した(後列左から)イ、亀田、真嶋、ユン、白石、ウタイ、キンコン、武田伸也の各氏。
(前列左から)ジュ、キム、坂口、イクワン、杵塚歩の各氏

 さらに、今の新自由主義的な経済システムに対するオルタナティブ(代案)と、今後、東南・東アジア地域で、どのように連帯・協力していくのかを話し合い、会議の内容はポジションペーパー(別項)としてまとめられました。

 会議では、福島県農民連の亀田俊英会長が、震災と原発事故について報告し、「農家は、原発事故を教訓に、国・東電に全面的な損害賠償を求め、安全な農産物を生産できる土地を取り戻すために、原発ゼロをめざして運動しています」と訴えました。

 また、参加者は会議の合間に、産直センターの「ライスセンターしゅんの米工房」を訪問し、精米施設と無洗米加工設備を見学しました。


ビア・カンペシーナ東南・東アジア戦略会議の海外代表メンバー

〈韓国〉
 ユン・グンスン(ビア・カンペシーナ国際調整委員、韓国女性農民会KWPA国際部長)
 イ・チャンハン(韓国全国農民会総聯盟KPL政策委員長)
 ジュ・ジェジュン(韓米FTA反対タクスフォース政策委員)
 キム・ヘスク(ビア・カンペシーナ東南・東アジアスタッフ)

〈インドネシア〉
 ムハンマド・イクワン(インドネシア農民組合SPI国際部長)

〈タイ〉
 ウタイ・サアトチョップ(タイ貧困者連合AOP国際部長)
 キンコン・ナリンタラック(タイFTAウォッチ・コーディネーター)

(新聞「農民」2011.10.31付)
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2011年10月

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