新米の産地価格 記録的な下落概算金平均9688円 昨年よりも19%ダウン
政府・農水省が「米価維持のための米買い入れはしない」と再三にわたり言明し、「需給の乱れも価格の下落も放置」の姿勢を鮮明にしているため、米業者はさらなる下落の不安からいっせいに買い控えに入り、一方で産地側は早売りに走り、米価下落を加速させています。 農民連ふるさとネットワークが報道や各地の報告をもとにまとめてみると、表のように概算金の平均は1俵(60キロ)9688円、昨年比2287円、19パーセントを超える記録的な下落となっています。 市場はこの超低価格の概算金を根拠に「この程度の価格で出荷が可能」と判断し、相場がさらに下落する悪循環となっています。 概算金の発表で、農民はもとより生産地全体に衝撃が走り、怒りの声が広がっています。 この期に及んでもなんの手立てをとらない政府・農水省の責任はきわめて重大です。
(新聞「農民」2010.9.20付)
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[2010年9月]
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