全国から自慢の産直品ズラリ大盛況! 産直みほん市2009産直の独自の努力、特色みえた
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「日本列島3000キロ産地がまるごとやってくる!」―農民連ふるさとネットワーク、農民連、日本販売農業協同組合連合会(日販連)が実行委員会をつくり、「ふるさと産直みほん市2009」が11月17日、東京・大田区の産業プラザ大展示ホールで開かれ、来場者・出展者合わせて760人余りが参加しました。農水省と東京都、大田区、自治体問題研究所が「後援」、農業農協問題研究所と全国食健連が「協賛」しました。
えさ米卵やおこめ豚、米粉うどんなど循環型農業と自給率向上をテーマに展示した日販連のブースでは、準備していた試食用うどんがなくなるほどの人だかりに。日販連の中村英一さんは「来場者の関心はとても高く、試食しながら私たちの取り組みを聞いてくれた。これだけで終らせてはいけないので、立ち寄ってくれたすべての人に、お礼状とカタログを送ろうと計画しています。業務の発展、次の企画につなげていきたい」と力がこもります。
人だかりの日販連ブースには、えさ米卵におこめ豚、有機牛…。 |
和歌山県みなべ町の小谷芳正町長がかけつけ、中央舞台から「わが町の基幹産業は梅です」と名産の梅干しをアピール。「中国産などの輸入物に押され気味ですが、梅は健康にも美容にもいい。今日は消費者の声を聞いてみたいと思って来ました」と話していました。
福井県から「コウノトリ呼び戻す農法米」を持ってきたのは、JA越前たけふ・コウノトリ呼び戻す農法部会長の恒本明勇さん。「全国的なイベントに参加するのは初めて。こんなに盛況とは思いませんでした。無農薬・無化学肥料で作った米への関心は非常に高く、試食してもらうと評判も上々です。5年後には作付けを10ヘクタールまで広げて、コウノトリのつがいが飛んで来れるようにしたい。帰ったら、来場者みんなにお礼状を出します」と元気いっぱい。また課長に「行ってこい」と言われて来たという越前市農政課の山田洋和さんは「市でも環境保全型の農業を推進しています。このお米はその目玉です。こういう場を与えていただきありがとうございました。本当に勉強になりました」と声をからしていました。
“コウノトリも応援!?”右が部会長の恒本さん、左が福井県連会長の玉村正夫さん |
来訪した小売業者(マルタの鶴田洋平さん)は「前回にくらべ加工品が増えましたね。産地のみなさんの独自の努力や特色が見えて、とてもおもしろかった。農民連ならではの良さを生かして、加工品もネットワーク化したら、すごいことになるのではないでしょうか」と話していました。
千葉の「野菜宝船」の解体には大勢の来場者が集まりました |
実行委員会の森谷精事務局長は「来場者のアンケートでも『農家の意気込みを感じた』との声がたくさん寄せられました。この見本市でできた産地での共同を大切にして、地域の活性化のためにもおおいにものを作って国民に届け、組織も大きくしていきましょう」と語っています。
[2009年12月]
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