「農民」記事データベース20080407-823-06

読者からのお便り


荒廃農地が続出 落ち込む農業

北海道 東 昭吉

 町の農業委員をしています。荒廃地が続出し、田畑の価格も底なし、条件の悪いところから登記費用だけ負担してくれたら無償で引き渡すというところにきています。

 このままでは、農業は丸ごとなくなるような気がします。農家戸数は約五百戸、うち認定農家が約九十戸で米作りは約三百戸ですが、今年も二十戸が完全離農です。高齢化が進み、商店も市街地に住む人たちも農業の落ち込みをうれえる毎日です。農民連への結集を呼びかけていこうと思っています。

(比布町)


農家の心情逆なでするポスター

秋田県 秋山 渉

 東北農政局の「米作りすぎポスター」問題、私も激怒しています。米の消費拡大が急務の課題でありながら、農家の心情を逆なでするような、農水省キャリアの感覚が理解できません。

 中国製冷凍ギョーザ事件で、食の安全確保が最優先課題となっている折、日本人の食は日本国内でまかなうべきだと考えます。

(秋田市)


農業委員選で会長の再選必ず

岐阜県 伊藤けんじ

 3月10日17日号は読み応えがありました。東北農政局の「米作りすぎ」ポスターには、農民・国民の怒りが集まっていると思います。政府交渉、すごい迫力ですね。

 食品分析センター二千万円募金ぜひ達成しよう。農水大臣は、3人連続で政治とカネにおぼれて「不作」だったが、4人目も代わり映えしません。農民・漁民のことが理解できない官僚が、農協と国際経済の交渉を牛耳るかぎり、日本の自給率は危機的ですね。

 政府の国内農業切り捨て政策にまったくの無関心、無警戒の保守市政のもとでも、農業委員会は必要です。今年は7月19日が任期満了とか。岐阜県農民連会長さんの再選めざして、がんばらなくてはと思います。

(可児市)


お米見直されて販売少し伸びる

大阪府 田中 政次

 純国産、安心・安全を売りにできた組織、生協が外国産で安さを売りにしているなんてショック。お米とか目に見えるものは、生産者まで明記しているのに。お米が見直され、少しずつ販売が伸びています。
(枚方市)

(新聞「農民」2008.4.7付)
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2008年4月

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