ローカルな話題に グローバルな活動に若者たち元気に語った学んだ(2/3)農民連青年部第15回総会/ (2/3) / (3/3)
特別企画「青年数珠つなぎリレートーク」では五つのテーマで六人が発言。パソコンとプロジェクターを使った説明は、臨場感あふれる報告となりました。
数珠つなぎ リレートーク食糧主権の流れを静岡・杵塚歩さんは昨年十一月の「女性農業者リーダー会議」(フィリピン)と十二月の「スタッフ研修」(スペイン)という二つのビア・カンペシーナ主催の会合に参加し、文化交流などを通じて、農業、食文化、自然の豊かさに触れることができたと報告。世界の女性や青年と交流を広げることが、食糧主権を求める流れをもっと発展させることだ訴えました。
平和への思い新た千葉・小林千佳子さんは、昨年八月に広島で行われた原水爆禁止世界大会の「世界青年のつどい」に参加。六カ国から二千人以上集まり、千葉からも四十人が参加したつどいで、九条ファッションショーなど青年ならではの取り組みをはじめ、被爆体験や平和活動の話を聞き、とうろう流しや折り鶴を納めることで平和への思いを新たにしたとのべました。
田んぼに憲法9条茨城・大内智子さんは、「九条田んぼ」の取り組みを報告。各地で「九条の会」が結成されるなかで、「私も何かできないか」と、田んぼに「世界の宝・憲法9条」という文字を浮き立たせました。長さが七十メートルにもなり、小学生や親子連れが見に来て、近所で話題になるなど注目を集めたことを紹介し、「今年も田んぼアートに挑戦してみたい」と話しました。
特産品生産もっと福岡・因(ちなみ)泰光さん(写真〈写真はありません〉)は、若宮農民組合の青年部員で構成する「宮若4Hクラブ」による米焼酎「若造(わかぞう)」造りの取り組みを紹介。「宮若市の米をアピールし、農家ならではの焼酎を造りたい」と、無農薬・無化学肥料で作った米「夢つくし」で仕込んだ焼酎を販売。「特産品として、さらに生産を増やそう」と張り切っています。
生きもの調査で…山形・渡沢寿さんと目黒祥一さんは、置賜農民連青年部による「田んぼの生きもの調査」について報告。消費者との交流イベントになり、商品の価値を高め、環境保全型農業という面からみても農家のイメージアップにつながると指摘。「日本や地域の風景・環境を守ってきたのは、農家だと胸を張って言えるように、この取り組みを続けていきたい」と結びました。
(新聞「農民」2007.2.26付)
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[2007年2月]
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