2007年2月
■2007年2月26日(第769号)
- 若者たち元気に語った学んだ(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 農民連青年部の第15回総会が2月12日、都内で開かれ、13都道県から40人の青年部員と、学生や栄養士、フリーターなど総勢50人が集いました。田んぼの中で起きているローカルなことから、世界規模で食糧主権を考えるグローバルなことまで語り合い、交流するスケールの大きな総会になりました。
- 7年間賃下げ・据え置き 今年こそがんばり賃上げを
- 東京・霞ケ関にある農水省本省や出先機関で働いている職員は、約3万人。全農林労働組合東京地方本部は本省に10、出先機関に7つの分会があります。いよいよ春闘の幕開け。委員長の柳沢芳博さんに聞きました。
- 機敏な対応、近隣への感染防ぐ 地鶏・地卵、加工施設 補償対象外に/“対策強化”を強く求める
- 宮崎県清武町、日向市、新富町で発生した鳥インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザ)。2月4、5の両日に行われた日本共産党国会議員団の現地調査に同行した村尻勝信さん(農民連副会長)のリポートです。
- 先輩の労苦ねぎらう
- 秋田農民連は1月28日、秋田市で第50回定期大会を開催した後、農民組合結成50周年記念レセプションを行いました。白石淳一・農民連会長も出席しました。
- 9条守れの世論高め 必ず廃案に
- 参議院選挙の争点に「改憲」をかかげる安倍首相。改憲手続き法案を今国会でなんとしても成立させようとしています。自民・公明の与党は、憲法記念日の5月3日までに成立させることで一致しました。また、自民党の担当議員は「衆議院可決に向けたヤマ場は2月下旬」と語っています。そして、野党が審議を拒んだ場合には、「単独でも採決する」と豪語。事態はきわめて緊迫しています。
- 農のこころ
- 樹にも癖いまだ解らず林檎剪る
- 今年もGM(遺伝子組み換え)ナタネ調査
- 農民連食品分析センターが2005年から2年続けて実施してきた「遺伝子組み換えナタネ自生調査」を今年も実施します。一般の方の参加者も募集します。
- 「バイオ燃料提言」を発表
- 地球温暖化など環境問題がクローズアップされるなか、エネルギー資源について考えるシンポジウム「アジアに迫る温暖化と低炭素エネルギー開発」が東京都渋谷区のJICA地球ひろばで開かれました。主催は、国際環境NGOFoEJapan、財団法人地球・人間環境フォーラム、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク。
- 大会の発言から
- 子らに味覚取り戻してほしいと給食米を重視/子らに味覚取り戻してほしいと給食米を重視
- こんな食べ方もあるんだなぁ〜
- 「なるほど、こんな食べ方もあるのね」―山形・庄内産直センターと新婦人鶴岡支部は1月27日、日ごろ届けられる「旬の味ボックス」の野菜を使った料理交流会を開きました。
- 食べものに薬効あり
- 日本人がもっとも食べてきた生野菜はハクサイではないでしょうか? 信じられないかもしれませんが、漬け物なら、納得いただけるのでは?
- おいしい おいしい たくさん食べたョ
- いちご大好きな孫の要望で2月11日、埼玉県深谷市の安藤農園(安藤巳喜夫さん・埼玉農民連会員)に行き、いちご狩りをしました。
- 旬の味
- 「女性は子どもを生む機械」「2人以上の子どもを生むのが健全」と発言し、国民の激しい批判を受けている大臣がいる。このまま人口減少が続けば20年後には1億1千万人をきり、ベトナムに追い抜かれてしまう
■2007年2月19日(第768号)
- ものづくりに誇りいっぱい
- 「たいへんな農業情勢のなかでも、前向きにがんばっている全国の仲間の発言に元気づけられた。次回はもっと仲間を誘って参加したい」―農民連女性部の第18回総会が2月3、4の両日、東京都内で開かれ、全国から約100人が参加。小学生の発言も飛び出すなど、笑いあり涙ありの総会でした。「柳沢厚労大臣の発言に抗議し、撤回と辞任を求める決議」をあげ、新たな部長に久保田みき子さん(岩手)を選出しました。
- あきた農林水産九条の会結成/たまらない!!消費税大増税
- 九条の会アピールに賛同する秋田県農林水産関係者の会(略称、あきた農林水産九条の会)は1月20日、秋田市で「結成と講演のつどい」を開き、県内各地から会場いっぱいの80人余りが参加。地元テレビも取材に来ました。
- 中国への日本産米の輸出
- 1月末に松岡農相が訪中して合意した、中国への日本産米の輸出。安倍首相は「たいへんすばらしい」と、「政治とカネ」の疑惑にまみれた農相の「成果」を手放しで喜びました。しかし日本の農家にとって、本当に喜べることなのでしょうか。
- 農のこころ
- 如月の爺が出番の鎌を砥ぐ
- 「要介護」に負担軽減
- 障害者手帳などの交付を受けていなくても、介護保険の要介護認定を受けている人は、自治体から障害者控除の対象であるという認定書を受けることで、所得税27万円、住民税26万円の所得控除を適用することができます。特別障害者であれば、所得税40万円、住民税30万円を差し引くことができます。市町村によって窓口が違いますが、申請用紙をもらって申請しましょう。
- 「要介護」に負担軽減
- 農民連の立ち会いで税務調査を乗り切る/新婦人と一体で直売所を支え合い手広く
- 都市農業の活性化を考える
- 「農を愛し、農を科学し、農を創る」をスローガンに活動する「農の会」(会長・柳下登東京農工大名誉教授)は、1月27、28の両日、東京都内で定例研究会を開催。今回のテーマは、「身土不二のある農業・都市農業の活性化を考える」で、生ゴミや落ち葉などの有機資源を農業に活用する実践例が報告され、関心を呼びました。
- 楽しかったなぁスキー交流会
- スポーツを通じて交流を深めようと、福島県農民連青年部主催の「スキー交流会」が1月28、29日、アルツ磐梯スキー場で開かれました。夏のソフトボール大会に続く冬の恒例行事です。今回は、県内外から7人が参加しました。
- 旬の味
- 節分は立春の前夜、豆をまいて鬼を追い払う。平安時代にあった追儺(ついな)は室町時代には寂れ、江戸時代に豆まきとして民間に復活普及したという
■2007年2月12日(第767号)
- もっともっと作ろう国産大豆
- 「遺伝子組み換え(GM)食品は食べたくない」という消費者と、「安全でおいしい農産物を食べてもらいたい」という生産者が手を結び、国産大豆生産を高めようと始まった大豆畑トラスト運動。9回目の全国交流集会が1月30日、都内の三軒茶屋キャロットタワーで開かれ、約80人が集いました。主催は「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」です。
- 自主申告への干渉やめよ
- 農民連四国ブロックは1月22日、所得税の申告に関して8項目の要求を掲げて、恒例の高松国税局と交渉しました。これには、四国各県から8人が参加しました。
- 通常国会に向けて労組・民主団体が請願デモ
- 第166通常国会が始まりました。会期は、1月25日から6月23日までの150日間。安倍内閣の支持率が急落するなか、不透明な事務所経費をめぐる「政治とカネ」の問題をはじめ、平和・憲法にとっても、国民の暮らしにとっても、重要な国会となります。また、今年は春にいっせい地方選挙、7月には参議院選挙という2つの全国的な選挙が行われます。
- 大会の発言から
- 増産意欲をそぐ品目横断対策の中止求める/営農組合が必ず農地を守って取り組むと確信
- 食品分析センター募金者氏名
- ありがとうございました
- 農のこころ
- 土に書く肥料の目方春立てり
- 赤磐市(岡山県)、世羅町(広島県)で税金学習会
- 岡山農民連の山陽支部(赤磐市・旧山陽町)は1月25日、全国大会の報告と税金学習会を開き30人が集まりました。
- 近郊農業のあり方考える
- 神奈川県の「生産者と消費者が手をつなぐ会」は1月20日、大和市で新春交流会を開き、神奈川農畜産物供給センター関係者をはじめ、生産者や消費者ら100人が参加しました。
- 地域に根付いたフードシステムを築く
- (社)国際農業者交流協会が主催する地産地消国際シンポジウム「豊かな食文化の再発見〜地産地消の新たな展開を求めて〜」が、1月11日、東京都内で開かれました。このなかで、「地域に根付いたフードシステムを築く」と題して講演したアメリカのジュディス・レッドモンドさん(農家とともに支える地域社会同盟=CAFF会長)の発言を紹介します。
- 読者からのお便り
- 朝市のKさんへ 春までお元気で/命育てる食料に気配り料理する/私の住む山村を独立宣言したい/虐待事件は南京だけでなかった/「納豆」ねつ造で報道の怖さ知る/自給率は危機的政治の貧困知る/新聞「農民」みるといつも元気に
- 食べものに薬効あり
- コマツナの旬は冬。気温が低くなると、コマツナは血栓や喘息(ぜんそく)の予防に役立つ油をたくさん蓄えるようになり、味もよくなります。アクがほとんどないのも特徴の一つ。東京のお雑煮には欠かせない野菜です。おいしい季節にしっかり食べたいですね。
- 今も残る ミカン山の簡易索道
- 愛媛県内のミカン産地は、南予地方を中心に傾斜地で栽培されています。いまでこそ農道やモノレールが敷設され、運搬作業は比較的楽になりましたが、急峻(きゅうしゅん)なミカン畑から収穫したミカンを運び出す作業は、困難を極めます。
- 旬の味
- 新日本出版社から「タケ子」(稲光宏子著)が出版された。いま静かなブームをよんでいる。“世直し名医”と慕われた元参院議員・くつぬぎタケ子さんの青春譜だ
■2007年2月5日(第766号)
- 首都圏百貨店で野菜販売
- 農家の視点から食の問題を考えるグループを作り、その活動を行政が支援する取り組みが生まれています。深谷ネギに代表される全国有数の野菜の産地、埼玉県深谷市の農家グループが、県の支援を受けて深谷の野菜を都内で販売しています。
- 野菜を産地廃棄 なぜ?
- 昨秋は全般的に野菜の価格が暴落し、ハクサイ、ダイコン、キャベツが合わせて約2万2千トンも産地廃棄されました。暖冬が直接の原因ですが、しかし、この3品目はいずれも過去10年間で著しく作付面積が減少しています(キャベツ14%、ハクサイ22%、ダイコン25%の減少=図)。それにもかかわらず、なぜ、価格が暴落するのか―。
- 品目横断対策の嵐に抗して、助け合い農業・農村守る先頭に
- 新しい会長になった白石淳一さん(59)は、1947年、北海道生まれ。20代から農民運動に参加し、全日農道連青年部事務局長、道連書記局長を歴任。現在も、道連委員長や岩見沢市農業委員を務め、また現役の農家として、息子の陽一さんと一緒に米やタマネギを生産しています。
- 会員・読者拡大 春の大運動/税金学習や栽培交流会をやろう
- 「食糧主権の確立をめざし、地域で農業と農山村を再生する運動を広げ、強固な農民連をつくろう」をスローガンに開かれた農民連第17回定期大会。大会参加者を先頭に、出足はやく、いま全国各地で会員と新聞「農民」の読者拡大に取り組んでいます。
- 改悪教基法の具体化阻止へ運動強化を
- 教育基本法改悪を許さない各界連絡会と教育基本法全国ネットワークは1月22日、東京都内で「歴史的運動の発展に確信をもって、あらたなたたかいを」と、教育基本法改悪を許さないたたかいのまとめ・交流会を開き、110人が参加しました。
- 農のこころ
- 一人施肥一人畦打つ冬菜畑
- 世界的視野で食糧主権の確立をめざし、地域で農業と農村を再生する運動を広げ、強固な農民連をつくろう!(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 代議員・評議員のみなさん、ご苦労さまです。常任委員会を代表して第17回大会決議案の報告を行います。報告に先立って、大会を成功させるために奮闘をされたみなさん、そして大会直前まで会員や「農民」読者を増やして大会を成功させようとぎりぎりまで奮闘されたみなさんに心から敬意を表します。
- WTO・FTAから食糧主権へ(1/2)/(2/2)
- 大会で真嶋良孝副会長が「WTO・FTAから食糧主権へ」と題して行った補足報告から、FTA・EPAをめぐる問題を中心に紹介します。
- 日経調「農政改革」提言と日本の農業・農民
- いま日本の農民に求められていることは、食糧主権を掲げて広く国民に呼びかけ、日本農業の発展と食料自給率の向上をめざしてたたかうとともに、農村と農民の間では、むらでの協同と連帯を強めることです。そこでは、国の諸施策、すなわち中山間地域直接支払い、農地・水・農村環境保全事業、集落営農に対する助成など、最近の諸施策のほか、農業委員会制度、農地保有合理化事業、土地改良事業など既存の制度と事業のすべてを自主的に活用することを含め、みんなで協働して遊休地を減らし、むらの農地の全体を生産的に管理していくことと、農民の土地所有を守り、家族経営によって日本農業を発展させるために、農地制度の改悪に反対する運動を強めることが求められています。
- 築地市場移転予定地は発がん物質だらけだった
- 「都心の一等地で交通の便もよい。こんなに立地条件がいいのになぜ移転なのか。70年間培ってきた、歴史と伝統の築地ブランドを守らなければならない」(青果物の仲卸業者)。東京都中央区の中央卸売市場(築地市場)が消滅の危機にさらされています。石原慎太郎都知事が打ち出した江東区豊洲への移転計画。これにたいし、市場関係者が「移転を許すな」と声をあげています。
- 轟(とどろ)く「元気一番太鼓」
- 民族歌舞団・荒馬座は、「首都圏に民族文化の花を咲かせよう」と、1966年に東京・板橋区に生まれ、今年で創立40周年を迎えます。首都圏各地で、太鼓や踊りなど民族芸能の舞台公演や講習会などを行ってきました。
- 旬の味
- 日本の社会には、あまりにも多くの偽物が出回っていると近ごろつくづく感じる。年の暮れに両親が、大型魚市場で刺身を買った。店主によると、数日はしょう油漬けにしなくて大丈夫とのこと。食べる時に魚の色や光沢に不自然さを感じ、パックを裏返してビックリ。植物油に始まり、PH調整剤、保存料など添加物の羅列。新鮮な魚が売りの市場でこんなことがあるなんて
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