「農民」記事データベース20070129-765-07

大会記念レセプション

ふるさと自慢味わいながら大いに交流

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 農民連第十七回定期大会初日の一月十五日、大会を記念してレセプション「大地の恵み・ふるさと味自慢」を開き、全国の農民連会員をはじめ、来賓・招待客を含めて六百五十人が参加しました。


47都道府県すべてから逸品ズラリ

 食糧主権守れ元気に唱和

 「出て行け、出て行けWTO!」「WTO、NO!NO!NO!」―

 二〇〇五年十二月のWTO香港会議抗議行動のデモ行進を再現して始まったレセプション。食糧主権手ぬぐいやはっぴに身を包んだ参加者は、香港行動の熱気そのままに会場内を歩き、壇上に上って「食糧主権を守れ」「団結してがんばろう」と元気に唱和しました。

 料理もお酒も一〇〇%国産

 佐々木健三会長は、レセプションのために四十七都道府県すべてから料理やお酒が出品され、一〇〇%国産であることを紹介。「参加者同士で懇談しながら、あすの農業を守りたい」とのべました。

 低い自給率の政治変えよう

 来賓あいさつした日本共産党の紙智子参院議員は、食の問題への関心が高まっていることにふれながら、憲法を守る運動とともに「日本の食料の安全を確保するためにがんばる」と決意を表明。日本婦人団体連合会の榎本よう子事務局長が「食料自給率が低い日本の政治を変えよう」と乾杯の音頭をとりました。

いい食材、おいしい料理
伝わってきた農を守る姿

 出品コーナー回って堪能

 全国の出品コーナーを回って、ふるさと自慢を味わい、交流する参加者。

 日本消費者連盟・水原博子事務局長は「不二家の期限切れ原料使用問題で、社長が辞任しましたが、同じ事がまた起きるのではないでしょうか。不二家の事件とは対照的に、ここでは、いい素材で作られたおいしい食べものを堪能できました。大手メーカーにはない、生産者と消費者とのつながりが大事ですね」と語ります。

 地に足をつけ踏ん張って

 東京都品川区で栄養士をしている初参加の石原洋子さんは「学校給食に、千葉県の多古町旬の味産直センターの農産物を使用しています。生産者と交流するなかで、農の大事さを感じます。農に携わる人は地に足をつけて、踏ん張って日本の農業を守っていることがわかり、頼もしく思いました」と話していました。

(新聞「農民」2007.1.29付)
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2007年1月

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