「農民」記事データベース20050307-674-01

農民連青年部第13回総会

青年のネットづくり 地域でさらに(1/3)

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 農民連青年部は二月二十、二十一日、都内で第十三回総会を開きました。時には酒を酌み交わして大笑い、時には真剣に討論する―これが青年部のだいご味です。今回はとりわけ、農家以外の青年と協力したとりくみが大注目。農業青年だけでなく非農家の青年にも目を向けて運動を発展させようと確認しました。


農家以外の青年との交流 話題に

 森吉秀樹事務局長が議案を報告。「いま地域で食と農をテーマにとりくむ青年のネットワークづくりが大切になっている」と強調。討論でも、各地のそうしたとりくみが話題になりました。

 茨城青年部が開く田植え・稲刈り交流会には、毎回、非農家の青年が多数参加します。「『部活を休んで来ました〜』っていう青年もいるんです」と大内智子さん。

 黒米づくりに挑戦して三年目の福島・浜通り青年部。米本操さんは「中学生のころから参加していた青年が農業短大に進学。将来、農業をやるとはりきっています」と、うれしそうに話します。

 毎年、盛大にブタの丸焼きイベントを開いている山形・置賜青年部。実行委員会には、生協で働く青年なども参加し、そろいのTシャツを着てにぎやか。渡沢寿さんは「やりたいことをやるのが秘けつ」と語ります。

 和歌山大学の学生とトウモロコシの収穫・交流会を開いた和歌山青年部。ゼミで農業の話をした高橋範行さんは「真剣に聞いてくれて、めっちゃ気持ちよかった」

 静岡青年部の杵塚歩さんの茶畑にも、毎年、大学生が援農に来ます。今年はコンニャクを手づくりしたいと、杵塚さん。「スーパーの味との違いを、自分で作って、食べて、感じてほしい。そのことが農業への理解を広げ、農業を守る道だと思う」と語りました。

 初めて参加した千葉青年部の小林千佳子さんは「みんなの思っていること、悩みなんかも聞けて、勇気づけられたし、がんばろうと思った」と感想を語っていました。

 総会で選出された新役員は以下のとおり。

 部長=葛西拓美(青森)、副部長=石橋正(千葉)、佐々木健洋(福島)、椎名俊英(茨城)、大内智子(茨城)、渡沢寿(山形)、事務局長兼会計=森吉秀樹(本部)、幹事=杵塚歩(静岡)、佐藤理恵(福島)、鈴木宏子(静岡)、中野ちひろ(香川)、八田純人(分析センター)、松長賢治(徳島)

(新聞「農民」2005.3.7付)
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2005年3月

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