カナダの農家シュマイザーさんの来日講演がブックレットに『GM(遺伝子組み換え)汚染』
本紙でも連載したカナダのナタネ農家、シュマイザーさん(「遺伝子組み換え作物が日本で作付されたら…(上)」「(中)」「(下)」)の来日講演がブックレットになりました(写真〈写真はありません〉)。 シュマイザーさん夫妻は、モンサントのGMナタネによって、自分たちが長年開発してきた在来のナタネを汚染されたうえに、モンサント社の作物をかってに作付けしたとして特許侵害で訴えられました。モンサントはアメリカ、カナダで同様の訴訟を五百五十件も起こしており、現在、最高裁で係争中のシュマイザーさんの裁判結果が世界の農家の未来に大きな影響を及ぼします。 一面の菜の花畑の写真を示しながら「これは私たちの“最後”のキャノーラ・ナタネの畑です。妻と二人で五十年にわたって改良を重ねた種子でした。しかし土地はGMに汚染されてしまい、さらに裁判所から、今後“私たちの種子”の播種を禁じられてしまったので、二度とこの光景を見ることはできません。もし日本で遺伝子組み換えが栽培されたら、同じことが起きます」と講演したシュマイザーさん。 ブックレットでは、シュマイザー事件の背景や遺伝子組み換えの現状などもわかりやすく解説されています。ブックレットの利益はすべてシュマイザーさんの裁判費用に寄付されます。
価格 五〇〇円(送料一冊一八〇円) |
[2003年11月]
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