「農民」記事データベース20020701-545-03

世界の農民・NGOなど

四万人がデモ行進

関連/自由化 vs 飢餓根絶、対立鮮明に
  /四万人がデモ行進
  /日本の運動アピール


 八日に行われたデモ行進には主催者発表で四万人が参加しました。デモにはアジア、アフリカ、中南米など世界各地の農民組織・NGOに加え、イタリアの農業団体や労働組合、環境団体などが参加。

 日本とかなり違うのは出発地点ではあまり多くなかったデモの隊列が、行進するにつれてふくれあがること。出発地点の広場が狭かったためなのか、市民が自発的に合流したためなのか……。

 日本の代表一行は、祭半纏に豆絞り姿で参加。これが意外と目立ったのか、カメラが私たちにかなり集中しました。

 デモの先頭には、二〇〇〇年二月に開いた「WTOに関する国際シンポジウム」にパネラーとして出席し、NGOフォーラムの国際関係責任者としてがんばってきたアントニオ・オノラティ氏の元気な姿が。思わず抱きあって再会を喜びあいました。


アジア農民との交流会

日本の運動アピール

 十日は夜九時から十一時半まで「アジアンナイト」。「むずかしい話はやめて、各国が歌と踊りを」という司会の言葉にもかかわらず、胸にたまっている思いが次々に。私(真嶋)が「日本から来たというだけで珍しがられ、日本にも農業があり、農民の運動があるのかという質問も受けた。日本にもれっきとして農業があり、農民運動がある。“希少価値”から脱却したい」と述べると、拍手と笑いが会場を包みました。

(新聞「農民」2002.7.1付)
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2002年7月

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