「農民」記事データベース20010219-481-06

ただちに緊急輸入制限(セーフガード)の発動を

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輸入野菜から残留農薬ぞろぞろ

 中国・山東省では巨大な冷凍ホウレン草工場近くの広い野菜畑で、収穫直前のホウレン草にせっせと農薬をかけている光景が目につきました。

 中国の人々は「アクが強い」「木の根っこのようだ」といってホウレン草やゴボウを食べません。それだけに「輸出用」のホウレン草やゴボウには無頓着に農薬をかけるのでしょう。農民連食品分析センターが中国産冷凍ホウレン草やゴボウから、発ガン性のあるBHCやDDP(DDTの一種)、クロルピリホスなどの農薬を検出(表)したのは偶然ではありません。
輸入野菜の残留農薬一覧
 
原産国
農薬名
含有量
〔ppm)
主な毒性
冷凍ホウレン草
中国
クロルピリホス
0.034
発ガン性
遺伝毒性
マラチオン
0.048
神経毒性
ジコホール
0.027
神経毒性
シペルメトリン
0.114
発ガン性
総BHC
0.057
発ガン性
pp-DDE
0.004
発ガン性
ゴボウ
中国
総BHC
0.69
発ガン性
スナックエンドウ
中国
キャプタン
0.009
催奇形性
キヌサヤエンドウ
中国
pp-DDE
0.002
発ガン性
 農民連食品分析センターの残留農薬分析結果から
 〔詳細は新聞「農民」00.1.30、01.1.15をご覧ください〕

(新聞「農民」2001.2.19付)
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