農民連 第25回定期大会開催要求で広く農民と結びつく
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「地域に根差し、影響力をもつ農民連を」と大会決議を報告 |
2日間を通じて34人が熱く発言。
北海道の富沢修一さんは、米、バター・脱脂粉乳、砂糖などの輸入を拡大する一方で、作付け・飼育を減らす農政を厳しく批判。畜産危機打開の要望書を約100通集めるとともに、水田活用交付金見直しの見直しを求める自治体の意見書が採択されるなど、「たたかってこそ展望が開ける。そんな展望を示す農民連をつくりたい」と表明しました。
滋賀の田口源太郎さんは、米価下落対策を求めて農協回りと全自治体への請願提出を行った結果、19自治体中9自治体で意見書が採択され、「党派を超えて支持された」と報告。畜産の要望書も知り合いの酪農家を中心に回り、訪問先では「その署名だったらすぐにでもする」と快く応じてくれたことを語り、「運動を支える組織づくりをしていきたい」と述べました。
富山の水越久男さんは、資材高騰対策を求める意見書が県議会で全会一致で採択されたことを紹介し、米価下落対策を求めて高岡市議会で意見陳述を行う機会が設けられるなど、「要求にもとづいて行動することが大事。地域に影響力をもつ農民連をつくることが急務だ」と訴えました。
山形の梶昇司さんは、事業復活支援金の申請相談などで52人の仲間を増やしてきたことを語り、記帳講習会開催やニュースの発行などの努力で会員から「農民連に入ってよかった」という声があがるなど、さらに仲間づくりに奮闘する決意を述べました。
栃木の國母克行さんは、新日本婦人の会との有機野菜ボックスに取り組むなかで、2人の生産者を仲間に迎え入れたことを報告。「納豆、こうじづくりなどを楽しみながらアグロエコロジーの実践を一緒に進めていきたい」と語りました。
運動と仲間づくりの飛躍をめざして「団結がんばろう!」 |
討論のまとめを藤原事務局長が行い、「これまでのたたかいで結びついてきた人たちを仲間に迎え入れよう。大会決議をよく読み、春の大運動で仲間づくりを進めよう」と呼びかけました。
小倉毅副会長が「たたかう方向に未来がある。仲間の力を結集して運動と組織を大きくしよう」と閉会あいさつを行い、「団結がんばろう」で閉会しました。
来賓あいさつが、全労連の小畑雅子議長、新日本婦人の会の米山淳子会長、日本米穀小売商業組合連合会(日米連)の相川英一専務理事、家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)の村上真平代表(オンライン)、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)の原英彦事務局長からありました。
政党からは、日本共産党の小池晃書記局長、れいわ新選組の、たがや亮衆院議員(オンライン)があいさつし、立憲民主党の逢坂誠二代表代行、社民党の福島瑞穂党首のメッセージが読み上げられました。
国際農民組織ビア・カンペシーナからのビデオメッセージも披露されました。
[2023年1月]
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