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コロナに負けない生き抜く力もらった

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福岡県民青などが学生支援
「食材もってけ!!市」開く

県農民連が農産物提供

 福岡県農民連では、持続化給付金の申請運動に取り組み、多くの組合員が受給できたことから、農民連へ多くのカンパが寄せられました。そうしたなか「このカンパを、農民団体として社会にもっと役立てたい」という声が発端となって、今年に入って困窮者支援の取り組みを強めています。

 少しでも勉学に励めるように

 4月17、18の両日には、福岡県民主青年同盟と実行委員会が主催する学生食料支援「食材もってけ!市」が、福岡県立大学(田川市)と、九州工業大学(飯塚市)で開催され、「学生たちが少しでも勉学に励むことができるように」「食料を生産し、食べ物の一番近くにいる私たち農民こそ、食料を支援しよう」と、農民連が農産物を提供しました。

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お米は本当にありがたい

 当日は、配布会場に約200人に及ぶ学生たちの長い列ができました。「コロナで親の仕送りに心苦しく、1日1食でしのいでいる」「小さな台所でもご飯だけは炊ける。お米は本当にありがたい」と、食材などを受け取りました。

 テントには農民連のお米と野菜が並び、イチゴ(博多あまおう)を手に「何年ぶり!イチゴが食べられる!」と喜ぶ声が聞かれたり、ボランティアスタッフの募集を見て「私たちも何かの役に立ちたい」と、参加した青年もいました。

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学生からは切実な要望が続々と

 授業料が高い・奨学金返せぬ

 全国の民青同盟が取り組んでいる学生の生活実態調査の受け応えの際には、ボランティアも「心がつながりあえるように」と、丁寧な対応をしていました。学生からは「大学の授業料が高い」「奨学金を返せなくなるのではと不安」「対面授業が始まりやっとみんなに会える」など、コロナの時代を生き抜くために「政治を変えたい!」との願いがいっぱい寄せられています。

 この学生食料支援は今後も続きます。

 このほか福岡では、みのう農民組合が4年ほど前から久留米市内のボランティア団体「フードバンク久留米」と協力し、農産物を提供したり、柿狩り体験会などの支援を行っており、コロナ禍ではさらに回数も数えきれないほど支援を行っています。

(福岡・若宮農民組合 藤嶋嘉子)

(新聞「農民」2021.5.31付)
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2021年5月

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