「農民」記事データベース20200713-1416-10

発見
農の現場から

宮城農民連会長 嶺岸若夫


大声を出して泥だらけ田植え

学童農園に3校が集う
仙台市

 私は仙台市西部地区で、稲作4ヘクタール、畑作1ヘクタールで両親と3人で農業をしています。お米はJAへの出荷と直売が半々で、野菜はインショップと学校給食での販売です。

 今年はコロナウイルスの影響で学校給食への食材提供がストップ。更に、夏祭りやバザーなど催事での野菜販売ができなくなりました。

 特に、催事での販売用に作付けをした野菜をどのように販売するか悩んでいるところです。

 また、食育活動に力を入れています。

 6校の学校と学童農園を提携しており、毎年、5年生が田植えと稲刈りに来てくれます。

 今年は1校が中止に、2校がバスでの移動が3密になるため田植えが中止になりました。今回は、農園まで歩いて来られる学校だけが田植えを楽しみました。

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泥んこになりながら田植え

 仙台は6月から学校が始まり、マスクなしで大声を出しても構わないので、田んぼの中で泥だらけになりながら、本当に楽しんでいきました。

 秋の稲刈りまでにコロナウイルスが終息してほしいですね。今回田植えができなかった児童にも体験してほしいです。

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おそるおそる田んぼに入って

 持続化給付金の申請を働きかけ

 コロナウイルスの影響で農家の皆さんは売り上げが落ち込んでいるので、様々な政策支援制度を活用する宣伝活動に力を入れています。

 特に、持続化給付金については、県内の農民連会員全員が申請するように働きかけています。この運動をテコに会員の拡大を目指しています。


 お詫びと訂正 7月6日付(1415号)8面 絵手紙の作者名 を誤って掲載しました。正しくは「長野・小諸市 布施和子」です。お詫びして訂正します。

(新聞「農民」2020.7.13付)
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2020年7月

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