農業は地球と地域に貢献直売所を「地球時代」の「共同空間」に
SDGs(持続可能な開発目標)直売所でパネル展示(農)「大地のめぐみの直売所」
国連が定めた2030年までに達成すべき17の持続可能な開発目標(SDGs)について、最近いろいろな場面で紹介される機会が増えています。 |
直売所内に展示しているSDGsのパネル |
それは、(1)私たち農民が日常的に米・野菜など農産物を生産し、安全・安心な食料を消費者に届ける、(2)仲間と農業生産活動を通じて地域社会を守る、(3)この事業を発展させて農業後継者を生み出す、(4)命の糧をつくる取り組みを子どもたちや消費者に語り交流して食育活動に努める――などです。
レジのスタッフさんたちへ事前にSDGsについて学習してもらい、一人ひとりが直売所に訪れるお客様への「ミニ講師」となっており、店の掲示物を見ているお客様に声掛けし、積極的に私たちの取り組みを紹介しながらSDGsに興味を持ってもらうように心がけています。
子ども(貧困と孤食)、消費者(地産地消)、小中高校(食農教育)、若者(後継者・新規就農者)、産学官(大学・行政)、市民(レンタルファーム、耕作放棄地対策)、都市生活者(アグリ・グリーンツーリズム)等、多種多様のマルチステークホルダー(当事者)と連携されており、SDGsの17番目に掲げられる「パートナーシップで目標を達成しよう」とも合致していますね。
新型コロナウイルス感染拡大の中で、医療従事者と同様に農家は地域や市民のインフラで、大切な存在だと再評価されています。今後も、環境(霞ヶ浦、森林河川、生物多様性)、世代継承、男女協同参画、空き家対策、有機給食などにも取り組む、地球時代の直売所・農業法人として、地域のコワーキングスペース(共同空間)を担っていただきたいです。
「地球を救う機会を持つ最後の世代」(SDGs宣言文)として、小さな家族農家の私も、FFPJとしても貢献したい。
地球規模の気候危機・災害多発は、現代社会の在り方や永続可能なライフスタイルへの転換を迫っており、地域発「大地のめぐみ」の無限大の可能性に期待しています。
じねん道や地元ファーマーさんの新鮮で安全な、農産物をぜひ直売所で!
長野・小諸市 布施和子※1 |
※【訂正】 7月13日号にて、以下のお詫びと訂正がありました。
7月6日付(1415号)8面絵手紙の作者名を誤って掲載しました。正しくは「長野・小諸市 布施和子」※1です。お詫びして訂正します。
2020年7月20日、訂正しました。
[2020年7月]
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