連帯して巨大な敵とたたかう
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参加者が手をつなぎ会場内で踊り、参加者の気持ちが一つになったところから、女性総会が始まりました。
アジアの仲間たちと写真に収まる浴衣姿の佐々木さん(前列左から3人目) |
ICC(国際調整委員会)代表のエリザベス・ムポフさんから世界中で起きている戦争や洪水、干ばつ、飢餓、暴力など人道的危機に直面している問題や農業に携わる女性たちの役割の重要さ、女性の地位向上のための運動の大切さについてあいさつがありました。
1993年にベルギーのモンスで最初の会議が始まり、始めは男性中心の会議だったものが回を重ね、「結束すること」が大事であることの認識が生まれ、女性の参加と運動が生まれたこと、女性が重要な役割を担っていることなど、歴史的な話もありました。
どの国・地域でも抱える問題は同じで、法律があっても現実には厳しいことや、女性だけの問題としてだけではなく男性の問題としても一緒に改善に向けて取り組む必要があることなどが共通認識になりました。また政治や決定の場への参加では、男女同数とすること、女性がもっと声をあげること、政治的訓練の場を持つことの必要性も報告されました。
農村女性の権利確立と食糧主権確立のために、女性のさらなる組織と運動の広がりをつくり、女性も男性もともに連帯して運動を進める第5回女性総会宣言が出されました。
会議の初めにはミスティカと呼ばれる各地域の特色を生かした催しものが行われ、会議報告の合間にはリズムのいいコールが飛び交い会議のムードを盛り上げました。
総会最終日は全参加者が一つになって会場内を踊り、総会の成功を祝福しました。ラテンアメリカやアフリカからの参加者の陽気さや日本から参加した小倉さんの横笛のお囃子(はやし)で国際総会を大いに盛り上げ、地域の結束に大きな力になりました。
街に繰り出して行われたパレードもにぎやかで陽気な雰囲気に包まれ、農民連の旗と福島から持って行った「怒り」の白い旗がビルバオの街中に翻りました。
最終日の農家訪問では、環境に配慮した農業の実践を見学、誇りをもって農業を続けている姿に感動しました。
[2017年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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