「農民」記事データベース20151214-1194-06

TPPストップ!

会員・読者拡大
総対話運動
(2/2)

情勢が変わった
農民の怒り広がる

関連/TPP・米価など全議会の請願めざして
  /会議の定例化が力に


会議の定例化が力に

八木町農民組合
農民の要求を議論し実現

 京都農民連

 京都農民連はこの間、各組織で会員と「農民」読者の拡大に成果をあげています。

この間2人4部ふやす

 八木町農民組合は今年度に入って月1回の組合員会議を定例化し、組合員や周りの農家の要求を議論、その実現のための取り組みを具体化してきました。この取り組みの中で、今年に入って2人の会員と4人の読者を増やしています。

 1人目の加入者は無農薬栽培に取り組んでいる組合員Hさんが作業を受託している農家。米の販売先を探していると聞き、産直センターへの出荷を呼びかけて組合員になってもらいました。

 もう一人の新規就農者もHさんのつながりです。Hさんのもとで無農薬栽培の教えを受けている青年で、教えをこう中で信頼関係ができ、仲間になってもらいました。

 読者については、線下補償の組合員さんや、酒米づくりを呼びかけた農家などに読者になってもらっています。

農家とのつながりで
信頼を得て仲間に

 常任委員の高屋晧さんは「月1回の例会を持ち、レジュメも作ってその中に拡大の項目も入れて論議してきた。周りの農家との日常的なつながりで信頼を勝ち得てきたことが拡大につながっている。金額的なことだけでなく、農民連の運動や役割を論議することが大切では」と話しています。

 美山町でも拡大

 美山町でも組合員が増えました。役員の戸本勝友さんが支援をしている新規就農者で、野菜の出荷要求で組合員になってもらいました。

 農政局・京都府への要請と交渉

画像  京都府農民連は11月12日、今年のグリーンウエーブの一環として、京都食健連が取り組んだ農政局・京都府交渉に参加しました。

 交渉では、「国会決議を守った」などと、とても言えないTPP「大筋合意」に、怒りの声が上がりました。

 具体的な内容では、「加工米の価格下落の補てんを協議中」「鳥獣害の防護柵でも新たな被害が出る場合は追加対策の相談に応じます」「日本型直接支払い制度での市道の舗装は実質的に農道であれば可能」との回答でした。

 その後の19日に、府は加工用米「京の輝き」への10アールあたり3900円の支援を公表しました。

(「農民」京都版70号から)

(新聞「農民」2015.12.14付)
ライン

2015年12月

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