2015年12月
■2015年12月21日(第1195号)
- 新分析機器導入募金にご協力を/日本での食糧主権を求めるたたかいに不可欠なセンター/休刊のお知らせと新年号のお届け
- いま世界では、TPPやFTA(自由貿易協定)など経済性と効率化、企業のもうけのみを追求する強権的な貿易システムが推し進められようとしています。日本政府は、この流れに乗じて食料自給の基盤を突き崩し、さらなる輸入拡大に舵(かじ)を切ろうとしています。
- 欠陥だらけ・危険・大混乱 交渉で圧力は際限なく続く
- 各分野から18人がよびかけ人となって、「検証TPP―全国フォーラム」が12月9日、参議院議員会館講堂で開催され、320人を超える参加者が集いました。よびかけ人からの問題提起を「TPPに反対する弁護士ネットワーク」の中野和子事務局長が行い、「TPPは、国民にとって利益がなく、問題の多い協定。よく検証しましょう」と呼びかけました。
- TPP合意撤回に追い込もう/集結行動参加者が農水省交渉
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)はグリーンウエーブ(食糧の波)行動の中央集結行動を12月9日、東京都内で行いました。
- 農のこころ
- 玄関の名告らぬ大根ついに食う
- 消費者が選べる遺伝子組み換え食品表示めざし
- 食品表示を考える市民ネットワークなどは11月21日、都内で国際シンポジウム「消費者が選べる遺伝子組み換え食品表示をめざして」を開催しました。遺伝子組み換え(GM)表示はどうなっているのか、表示を求める運動の到達点など、アメリカと韓国の代表が報告しました。その要旨を紹介します。
- ストップ!!TPP 農業・食料を守れ/100万人署名に協力を!
- 群馬農民連は、グリーンウエーブの最終盤の12月3日に、「ストップ!TPP 農業・食料守れ! 12・3軽トラックデモ」を行いました。
- すい都大阪 伝統食まつり
- 「伝統の味を天満(てんま)の天神さんで すい都大阪 伝統食まつり」が12月6日、大阪市の大阪天満宮の境内で開催され、多くのお客さんでにぎわいました。
- 各地の活動出し合い、交流/主婦会館前で産直市
- 千葉県農民連女性部「あらぐさ」の第27回総会が11月26日、会員外も含めて40人の参加で行われました。
- 旬の味
- 茶色化したひこばえに初雪が積もった。シンプルな風景もまたいい。農家の軒に吊るした大根や干し柿にほっこりした気分になる
■2015年12月14日(第1194号)
- 沖縄県民のたたかいはすごい!/参加者の感想/沖縄農民連とも大いに夕食交流
- 奈良県農民連の北和センターは、10周年記念行事の一環として沖縄への研修旅行を企画。20人の参加者が11月25から27日の3日間、沖縄の農業を視察し、辺野古の新基地建設反対の座り込みが続くアメリカ軍キャンプ・シュワブのゲート前テントを訪ね、激励・交流しました。
- アベノミクス農業・農協改革とTPPで食と農は守れない/TPP反対運動を強め農民連の仲間ふやそう
- 11月29日に兵庫県丹波市で、「『農業・農協改革』とTPPを考える学習集会」が開かれました。参加は80人で丹波地域以外からも参加がありました。主催は、丹波氷上農民組合、丹波市革新懇、日本共産党丹波地区委員会でつくる実行委員会。司会は森田和志さん(共産党農業委員)で、開会あいさつは芦田淺巳さん(丹波氷上農民組合委員長)が行いました。
- 辺野古新基地許さない
- 沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する集会が11月29日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。参加者は4500人(主催者発表)。地元沖縄から代表3人が訴え、参加者は、「基地をつくるな」とコールしました。主催は「止めよう!辺野古埋め立て国会包囲実行委員会」です。
- 農のこころ
- 取り込んで納屋中温し年の暮
- 会員・読者拡大 総対話運動(1/2)/(2/2)
- TPP・米価など全議会の請願めざして/会議の定例化が力に
- TPPでどうなる食の安全(1/3)/(2/3)/(3/3)
- TPP「大筋合意」を受けて、食の安全はどうなるのか、国民は大きな不安を抱えています。政府は、10月5日に発表した「TPP協定の概要」で、「日本の食品の安全が脅かされることはない」「遺伝子組み換え表示を含め、食品の表示要件に関する日本の制度の変更が必要となる規定は設けられていない」とうたっています。本当はどうなのか? 遺伝子組み換え食品の表示問題を中心に問題点を考えてみます。
- GM表示義務のない糖類 ビール4社 分別せず使用
- 政府は、「TPPで食の安全は守られる。遺伝子組み換え(GM)表示が変わることはない」と主張していますが、実際には今、私たちの食卓にGM食品・飲料がじわりと忍び寄ってきています。また、TPP協定案でも、GM作物の貿易を推進しかねない内容が盛り込まれています。
- 信頼関係つくって産直の礎に
- 産直センターなどの若手生産者で作る、New Farmer's workshop(ニューファーマーズワークショップ)実行委員会は11月21、22の両日、New Farmer's workshop in埼玉を開催し、全国各地から参加者が集いました。
- 富国強兵へ生糸を量産
- 11月17日、茨城農民連女性部ゆいの会の第26回総会が開催され、男性5人を含む31人が参加しました。ここ数年はバスでの移動時に総会を行いながら目的地に向かい、現地で研修、見学などをする移動総会という形をとっています。今年は、群馬県方面に行きました。
- 30sの米袋をラクラク運搬
- 岡山県赤磐市の機械設計業、松本殷昌(しげまさ)さん(78)は、30キロ入りの米袋を簡単に持ち上げ、トラックなどに積み込める機械を開発しました。名付けて「お米はこぶ君」。
- 『税金対策の手引き』『記帳簿』/『手引き』『記帳簿』テキストに税金対策部員の養成講座開く
- 所得が低迷するなかで、税や社会保障等の負担増に多くの農家が悲鳴を上げ、過剰な納税を軽減したいという要求を高めています。
- 私と土づくり 国際土壌年にあたって
- 神奈川県中井町で、有機農業を営んでいます。労働力は、私と妻のほかパートの方3人です。栽培作物は、ニンジン、ブロッコリー、玉ねぎ、赤玉ねぎ、サトイモ、長ネギ、根ショウガ、ジャガイモ、金時ニンジン、大根、落花生、キウイフルーツなど多品目です。栽培面積は、1・5ヘクタールです。
- 気候守ろう 未来守ろう/風邪をひかず元気にネ。
- 「気候を守ろう!未来を守ろう!」――フランス・パリでのCOP21(国連気候変動枠組み条約締約国会議)の開幕に先立って、11月29日、世界175カ国で約2300件のデモが行われ、68万人もの人々が気候変動対策の強化を求めて「グローバル気候マーチ」を繰り広げました。
- 旬の味
- 秋の私の楽しみの一つは、ユズコショウ作り。ユズの風味と唐辛子の辛さが合わさった味は、鍋物、おでん、みそ汁、刺し身の薬味等、何にでも合い、料理の味を引き立てる。ユズと唐辛子、一つ一つでは、とても食べられたものではないが、二つの組み合わせが微妙にマッチし、これを生み出した先人たちの知恵を大切に学び、受け継いでいきたいと思う
■2015年12月7日(第1193号)
- 給食センターから自校方式へ
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は11月19日、群馬県高崎市の学校給食の取り組みを視察しました。
- 地産地消の取り組みはTPPで後退させられる/韓米FTAで韓国は地産地消できなくなる
- 地域でとれた農畜産物や加工品をその地域で食べる――。学校給食で地産地消の取り組みがすすめられています。その地域でつくり、生産者の顔も見られるから、安全・安心です。TPPで農畜産物の関税が撤廃され、何が入っているのかわからない安い食材が今まで以上に入ってきたら、食の安心・安全が壊されてしまいます。
- 暮らし・経営おびやかすマイナンバー制に負けない/マイナンバー制 実施延期と利用拡大反対
- 10月から、納税者を番号で管理するいわゆる「マイナンバー制」がスタートしています。すでに岩手県内ではこの間、行政が主催する集落営農むけの経理説明会でマイナンバー制に対応した実務の説明がされています。このことから、岩手県農民連は11月16日、学習会「暮らし・経営をおびやかす『マイナンバー制』に負けない!」を盛岡市内で開催。全県から36人が参加しました。
- アンフェアTPP反対/戦争法廃止、野党は共闘を
- 「STOP TPP!!市民アクション」は11月17日、東京・渋谷駅前で、「TPP『大筋合意』なんて認められない!」とする行動を行いました。
- 農のこころ
- ふるさとの名を負ふ葱に土すこし
- 市民の手でエネルギーの地産地消をすすめよう
- 「市民・地域共同発電所全国フォーラム2015」が11月13、14の両日、神奈川県小田原市で開催されました。
- 都市農業振興基本法の講演会
- 11月4日に都内で、「都市農業振興基本法が目指すもの」と題する講演会が開かれました。
- 小林節夫さん(農民連元代表常任委員)卒寿
- 長野県佐久市で11月1日、農民連の元代表常任委員である「小林節夫さんの卒寿を祝い、ともに語る会」が盛大に開かれました。
- 第60回 はたらく女性の中央集会
- 「第60回はたらく女性の中央集会」が11月21、22の両日、埼玉県さいたま市で開催され、全国から1300人を超える女性が集いました。
- この人
- 愛知農民連青年部長の佐宗知幸さん(32)=新城市=はつながりを生かして地域を守ろうと奮闘中です。
- 旬の味
- 最近、国の農業支援政策や町づくり支援等と、町単位での行政側からの支援体制のズレがよく目立つこと体感します
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