「農民」記事データベース20151116-1190-03

戦争法廃止の国民連合政府を

「一点共闘」発展へ全力発揮


革新懇が全国交流会

 10月31日に、千葉県習志野市で「地域・職場・青年革新懇in千葉」交流会が全国から1600人を超える参加で開催されました。

 千葉県革新懇の代表世話人の三輪定宣さん(千葉大学名誉教授)の開会あいさつの後、憲法学者の小林節さん、先の総選挙でオール沖縄で当選した中里利信さん、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさん、アジア・太平洋資料センター(PARC)の内田聖子さん、学生団体SEALDs(シールズ)の諏訪原健さんらが、それぞれの立場から、「安倍政権打倒のためには日本共産党が提案した『国民連合政権』の樹立が、それぞれが掲げる要求を実現するためにも必要だ」と語りました。

 内田さんは、アメリカのアトランタで「大筋合意」したTPP交渉について、「日本の報道は“したした詐欺”だ。まだなにも決まっていない。参加各国の市民社会では反対運動が広がっている。『大筋合意』の中身を明らかにさせる運動とあわせ、TPPからの撤退のために安倍政権は打倒すべきだ」と語りました。

 問題提起と報告を行った全国革新懇代表世話人の小田川義和さん(全労連議長)は、戦争法案反対のたたかいが、空前の広がりと深まりを示し、政党も共鳴したことで野党共闘を強めたことを指摘。「そこで掲げた要求は『戦争法案』反対だけでなく、立憲主義、民主主義、国と政治のあり方を根本から問いかける運動へと発展している」とを強調しました。

2000万署名のとりくみ呼びかけ

 さらに、革新懇は、「一点共闘」を重層的に発展させる「要」、政治を変える共同への「架け橋」の役割を果たしたことを語り、新たに提起された2000万人を目標にした「戦争法の廃止を求める統一署名」への取り組みを呼びかけました。

 11月1日は、会場を千葉市に移して分散会・分科会、交流会が行われました。

(農民連常任委員 齋藤敏之)


 訂正 11月2日付1面「農民連全国代表者会議」の記事中、香川県農民連の「福井利夫事務局長」とあるのを「福井利夫事務局次長」に訂正します。

(新聞「農民」2015.11.16付)
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2015年11月

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