「農民」記事データベース20141208-1145-02

食料は外国頼み、
農業は企業のビジネスチャンスに

こんな亡国農政でいいのか?
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TPP

国民を裏切り交渉参加

アメリカに屈し譲歩に次ぐ譲歩
厳しい審判下し直ちに撤退を

 安倍内閣は、前回の総選挙で掲げた公約「TPP断固反対」を裏切り、TPP交渉参加へと暴走しました。

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前回(2012年)の総選挙の自民党ポスター

 しかも「国益を守る」どころか、アメリカの圧力に屈して、牛肉・豚肉、酪農、米などで次々と譲歩をかさねています。

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TPPで大幅譲歩の可能性を報道したテレビニュース

 アメリカ農務省の試算によれば、TPP交渉が妥結すると、(1)11年後の2025年にはTPP参加12カ国の農産物貿易が85億ドル増え、日本がそのうち70%を輸入する、(2)とくに増えるのは米と乳製品で、アメリカからの輸入は米が2・1倍、バターが3倍になります。

 まさに「日本農業一人負け」(日本農業新聞)状態です。

 TPP交渉は11月の首脳会談でも合意できませんでした。

 総選挙は、自民党、維新、民主党などTPP推進政党に「ノー」を突きつける絶好の機会。厳しい審判を下し、交渉からの撤退を求めましょう。


日豪EPAは「オール与党」で成立

 牛肉や乳製品の関税引き下げ・自由化を決めた日豪EPA(経済連携協定)は、明確な国会決議違反、TPPの露払いです。

 11月に行われた国会採決では、日本共産党と無所属・社民党を除く全政党が賛成しました。

 口先では「反対」、肝心のときには「賛成」。これでは信用できません。

(新聞「農民」2014.12.8付)
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2014年12月

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