「農民」記事データベース20140811-1129-02

TPP交渉からの撤退
強引な農政改革の撤回

今こそ共同の取り組みを

千葉

関連/2014年米屋さんと生産者をつなぐ交流会


県中央会・県農業会議・県農協労組に
県食健連と県農民連が申し入れ

 今こそ、あらゆる農業団体との共闘の絆(きずな)をつなぐときと、千葉県食健連と千葉県農民連は連名で「TPP交渉からの撤退と、強引な農政改革の撤回を求めるため、共同の取り組みを呼び掛けます」との要請文と、新聞「農民」特集号や雑誌『農民』70号などをもって、県中央会と県農業会議、県農協労組に申し入れと懇談を行いました。

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JAのみなさんと懇談する千葉県農民連の越川洋一副会長(右)

 「財界の要求のまま農政が組み立てられている」「このことでTPP撤退の運動がトーンダウンしてしまった」「これでは地域農業と農村社会、食料自給に取り返しのつかないことになる」など、思いは全く一緒です。

 しかし、「組織の中で思い切った取り組みはできない」というジレンマがあります。「今、農協が全方位の方針で、国連が訴える家族経営の大切さや、農業の多面的機能、食の安全、農協・農業委員会の役割の大切さを訴え、き然と立ち向かえば、農民はもちろん、どれほど国民の信頼を勝ち取れることか。一緒にやりましょう!」と率直に訴えています。

 地域からの声、運動が「跳ね返す」決定的な力です。その要は、農民連の働きです。地域の農協や農業委員会、土地改良区などに申し入れ、懇談を進め、共闘の手立てを尽くすことです。地域の農家や農協の役職員、農業委員、土地改良区や共済組合など、広く呼びかけ、この事態の受け止めやこれからについて、一緒に考え相談する会や集まりが必要です。

 千葉県農民連では、安倍政権によるこれ以上の身勝手は許さない、地域からの運動を起こし、家族農業を守り、農協や農業委員会を正しく発展させるために、すべての農協と農業委員会に足を運ぼうと、取り組みを進めています。

(千葉県農民連 小倉毅)


2014年米屋さんと生産者をつなぐ交流会

東京会場

日 時 8月24日(日)午後2時〜5時
会 場 全国教育文化会館「エデュカス東京」7階大会議室(東京都千代田区)
    (東京メトロ有楽町線「麹町」徒歩2分、都営新宿線「市ヶ谷」徒歩7分、JR中央線「四ツ谷」徒歩7分)
    ご来場は電車をご利用ください。
交流会の主な内容
 1.全国各地の生産者による作柄や取り組みの紹介
 2.米以外の農産物や加工品、震災対応の保存食などの提案や試食
 3.米屋さんと生産者の意見交換、交流
参加費 無料
申し込み・問い合わせ 農民連ふるさとネットワーク TEL 03(3590)1337、FAX 03(3590)9524
終了後、会場近隣の会場で懇親会を予定。参加費4000円(予定)、参加可能な方は申し込みの際に申し出てください。


大阪会場

日 時 8月31日(日) 午後2時〜4時半(交流会)
    4時半〜6時(懇親会)
会 場 リバーサイドホテル(大阪市都島区)
    (JR「桜ノ宮」駅徒歩2分)
交流会の主な内容
 1.全国各地の生産者による作柄や取り組みの紹介
 2.米以外の農産物や加工品、震災対応の保存食などの提案や試食
 3.米屋さんと生産者の意見交換、交流
参加費 無料、ただし懇親会費は4000円
申し込み・問い合わせ 農民連・近畿ネット(大阪農民会館内)TEL 06(6965)2900、FAX 06(6965)2901


 訂正 8月4日付(1128号)1面「農民連ふるさとネット第11回総会」の記事中、新日本婦人の会事務局長の米山淳子さんのあいさつで「小組として始まった産直」から「『共同目標』を柱に、」の部分を削除します。

(新聞「農民」2014.8.11付)
ライン

2014年8月

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