がんばる若い
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高見沢さんはフリーター時代に、自分に合った仕事が見つからず悩んでいました。レタスの出荷のアルバイトがきっかけで農業へ挑戦してみようと思いました。
横山さんは前職がパチンコ店の店長でしたが、農業に対する漠然とした憧れを持っていました。前職をやめた後、職業研修の一環として埼玉県の農業大学校で研修を受け、「やっぱり農業は面白そうだ」と就農を決意したそうです。「前の職は命と引き換えに金を稼いだ感じがしました。今は以前よりずっと人間らしく働けています」と話しました。
横山さんは、農家を取り巻く現状について「消費税8%、ふざけるな。なに勝手にやっているんだ」と激しい怒りを見せていました。高見沢さんも「景気が悪いのは売っていて実感しています。それに対応した作り方をしていかないと。経営者は大変です」と話していました。
作物の出来具合を語り合う横山さん(左)と高見沢さん |
農業をやってみて「辛抱して辛抱して、やっとできたいいものが納得いく値段で売れたときはやっぱりうれしい」と横山さん。「初めてつくる作物はうまくいくかドキドキしています。それだけにやっとできたときの安ど感はひとしおです」と話します。高見沢さんも「この世界にすっかりはまりこんでいますね。もうほかの道は考えにくい」と農業を続ける意欲を語りました。
[2013年11月]
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