海外や全国から仲間迎え交流 山形青年が希望となり地域を支える力に農民連青年部夏の学習交流会
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ビア・カンペシーナ、ビバ!! |
LVC東南・東アジア地域青年国際調整委員の2人が報告。アーマド・ヤコブさん(インドネシア)は、同地域の青年の取り組みを振り返りながら、「被災地の福島をみて、震災は家をなくすだけでなく、コミュニティーを破壊してしまうことに大きなショックを受けました。青年が希望となり、農村地域を支える力になろう」と呼びかけました。
キムファン・キュンサンさん(韓国)は、韓国女性農民会(KWPA)の環境保全型農業の取り組みを紹介。食糧主権を広げるために、(1)農家と消費者との交流を深めるシスターズ・ガーデン(2)在来種子を守る活動―の2つの取り組みを報告しました。
また、環境保全型農業を進めるにあたっての課題として、(1)消費者への理解をどう広げるか(2)病害虫をどう減らすのか(3)新自由主義のシステムからどう脱却するのか―の3つをあげました。
報告者に質問する海外代表 |
参加者は、ほ場に移動し、生きもの調査を実践。夜は、ウェルカム・レセプションで交流し、地場産品を味わいました。
農民連の吉川利明事務局次長が、海外代表に対して、東日本大震災への物心両面にわたる支援に感謝の言葉を述べるとともに、FTA・TPP参加反対の運動を進めるうえで、食糧主権の確立が大きな意義をもっている点を強調しました。
最後に、青年部の岩渕望さんが「学習と交流の成果を各国・各地域に持ち帰って、多くの若者に働きかけましょう」と呼びかけました。
(田んぼの生きもの調査、ウェルカム・レセプション、パネルディスカッションの詳報は、4、5面。ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域青年国際会議のもようは次号でお伝えします)
農産物を生産するという熱い情熱を持ちながら、農家が周りを支えつつ、楽しく農業をしていくことが大事だと思いました。(和歌山県農民連青年部部長・井上達也さん)
[2012年9月]
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