食・くらし・地域・いのち守る
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全国から1300人の参加者が東京・日比谷公会堂を埋めつくした「食、くらし、地域経済、いのちを守りたい―TPPはいらない! 8・27緊急集会」。千葉県農民連の小倉毅さん(事務局長)が奏でる“笛の音”で幕を開け、舞台に踊り出た秋田のなまはげと岡山の茶屋の鬼が、「悪いヤツはいねぇが!」「鬼が成敗してくれる!」とほえ叫ぶなか、熱気ある集会がスタートしました。
主催者あいさつした全労連の大黒作治議長は、「菅内閣に代わって新しい内閣になっても、11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)でTPP参加を表明することも考えられる。いよいよたたかいの本番の秋を迎える。かつてない共同の広がりをいかし、手を携えて粘り強くがんばっていこう」と呼びかけました。
たくさんの団体が賛同し、結集した集会となりました |
来賓としてJA全中(全国農協中央会)の代表、東京大学大学院教授の鈴木宣弘さん、日本共産党の志位和夫委員長の3氏が激励あいさつしました。(なお、実行委員会はすべての政党に出席を要請しました)
また、首都圏青年ユニオンの武田敦さん(委員長)は「これ以上、劣悪な環境に労働者を追い込むな」と訴え、日本消費者連盟の山浦康明さん(事務局長)は「TPPはとんでもないペテンに満ちたパートナーシップ協定だ。アメリカのルールを押し付け、アメリカの利益を追求するもの」と批判。岩手県農協中央会の畠山房郎さん(参事)は「建設業を含む多くの団体と県民会議を立ち上げた。TPPは被災地の復興をじゃまするものであり、さらに運動を広げていく」など、それぞれの立場から決意を表明しました。
ほかにも、全日本民医連の湯浅健夫さん(事務局次長)、全国商工団体連合会の西村冨佐多さん(副会長)、新日本婦人の会東京都本部の根本かおるさんが発言。会場からは「そうだ!」の声が起こり、各弁士に大きな拍手が送られました。
集会の後、埼玉や千葉、神奈川の農民連会員が運転するトラクター2台、軽トラ4台を先頭に、銀座周辺を元気にパレード。東京電力本社前では「早く損害を賠償しろ!」と気勢をあげました。(来賓あいさつなど関連記事を4、5面に掲載)
[2011年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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