放射性核種分析装置
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導入しようと計画している「放射性核種分析装置(ゲルマニウム半導体検出器)」とはどういう機器なのか。食品分析センター所長の八田純人さんに聞きました。
ゲルマニウム半導体検出器(以下、Ge器)は、検査サンプルにどのような放射性物質がどのぐらい含まれているかを調べることができる装置です。厚生労働省の検査マニュアルの確認試験に採用されている装置で、行政やメディアなどで発表されるデータのほとんどは、この装置を使用して得られています。信頼の高いデータが得られますので、食の安全や土壌浄化だけでなくさまざまな分野にいかすことができます。
放射性物質から放出されるγ(ガンマ)線は、その物質によって異なります。Ge器にサンプルをセットすれば、飛んでくるγ線のスペクトルを解析し、そのパターンから放射性ヨウ素、放射性セシウムなどどういった放射性物質が含まれているか、またその頻度などから量を調べることができます。測定にかかる時間はどのぐらい低濃度まで検査したいかによりますが、1、2時間かかります。
計画では、食品分析センターにGe器とNai器を1台ずつ、福島県にNai器を2台設置する予定です。
[2011年7月]
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