「農民」記事データベース20100628-930-07

憲法9条と平和の重みを感じた

特攻隊の平和記念館を訪問

千葉県農民連女性部 あらぐさのつどい


 5月26日、寒空のなか、千葉県農民連女性部「あらぐさ」の会員37人が、「あらぐさのつどい」に参加しました。3月にオープンし、会員も加工品などを納めている佐原市の「道の駅」に集合。知っている名前を見つけては、楽しく騒いで買い物しました。

 その後、「つどい」の目玉企画の一つ、今年2月にオープンしたばかりの予科練平和記念館(茨城県阿見町)を訪れました。予科練生の日々の生活、家族への思い、戦地へ赴く不安、特別攻撃隊として死を覚悟しなければいけない悲しみなどを、体中で感じることができました。また、家族と離れがたい純粋無垢(むく)な10代から20代の若者たちが、猛特訓を受け、戦地に赴き、特別攻撃隊として尊い命を落としていく姿に、涙を流さずにはいられませんでした。

 多くの参加者から、予科練生を自分の子や孫と重ねて「戦争はもういやだ」という感想が多く出されました。沖縄県の基地問題で、米軍基地に反対する県民の気持ちが自然と伝わってきました。戦争放棄を誓った9条の重みも感じました。

画像
潮来(いたこ)から土浦まで、霞ケ浦の船旅も楽しみました

 帰りバスの中で、感想を出し合いました。道の駅に加工品を出している会員は、「どうやってリピーターをつけて、ほかの商品と競合し生き残っていけばいいか」など、意見を求める声もありました。

 また「農家は家族仲が良くても悪くても、毎日顔を合わせて仕事をしなくてはいけないので、男性ばかりではなく、女性たちも気分転換が必要。またぜひ誘ってください」など、初参加の方からの感想もありました。

(千葉県農民連 小島朋子)


 【訂正】 929号(6月21日付)3面「紀州南高梅、深刻な低温被害」の記事中、「南部川町」は「みなべ町」の誤りでした。おわびして訂正します。

(新聞「農民」2010.6.28付)
ライン

2010年6月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2010, 農民運動全国連合会