食健連国民の食料と健康
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全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は1990年3月25日、各地で取り組みが始まっていた国民の食糧と健康、農業を守る運動の、恒常的な全国連絡センターとしてスタートしました。それから20年。食健連運動が発展する転機となった3つの取り組みを紹介します。
波間にひるがえるムシロ旗と赤旗。船上でガッチリ手を握る労働者と農民。デモの申請を受け付けた警察官は「労働組合もたまにはいいことやるな」と。港湾の労働者は、船に慣れていない農民が海に落ちないようにロープを張ってデモを成功させました。
赤い旗に緑の旗、そして青い海。−「前に進むってことは、気持ちいいもんだ!」 |
これをきっかけに、「農は港にあり。米だけじゃない。輸入される農産物は港に野積みされ、とても食べられたもんじゃない。国民に知らせよう」と、港見学が実現しました。「安全・安心な食料は日本の大地から」という世論を大きく作り出しました。
翌年には、「米の自由化が決まったとあきらめてはいけない。WTO協定の国会批准を阻止しよう」と、全国で反撃を開始。その怒りが爆発したのが10月8日の1万人集会(東京・猿江公園)でした。
全国の“かかし”も登壇。−「オレにも何か言わせろ!」 |
村山内閣のもと、WTO協定と関連法案は強行されましたが、「これぞ、国民規模のたたかい」といわれた一連の運動は、「農産物の輸入自由化やめよ」の新たなたたかいに引き継がれました。
[2010年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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