「農民」記事データベース20100517-924-03

県民の心一つ“米軍基地いらぬ”

沖縄集会9万人 世代こえ固い決意と訴え


 「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」が4月25日、沖縄県読谷村で開かれ、およそ9万人が参加しました。

 農民連は、本部と九州ブロックから7人、沖縄県連からも多数参加しました。

 大会には、県知事をはじめ全41市町村の首長と代理が出席し、世界一危険な普天間基地を抱える宜野湾市長、移設予定地の辺野古を抱える名護市長、勝連(かつれん)沖の埋め立て案も浮上しているうるま市長など、「海にも陸上にも基地はつくらせない」という訴えと決意に、まさに沖縄の世論がひとつにまとまった画期的な大会となりました。

 農民連の参加者は、「平和であってこそ農業が守れる。沖縄にも本土にも米軍基地はいらない。基地が必要ならアメリカに持って帰れ」と、たたかう決意を固め合いました。

 県民の怒りかう移転案

 鳩山首相は5月4日、沖縄県を訪問し、普天間基地の移転先として「名護市沿岸部と鹿児島県・徳之島」を示しました。しかしこの案は、「普天間基地の国外・県外移設」という選挙公約を首相自らがかなぐり捨て、沖縄県民、徳之島住民の意思・願いを踏みにじるものであり、断じて許せません。鳩山首相は、「移転」先を探すのではなく、基地の無条件撤去を求めてアメリカと交渉すべきです。


 〈訂正〉 4月26日付1面「加工用もち米で対応 千葉・匝瑳市 伊藤さん」の記事で、「1万8000円」は「1万4000円」の誤りでした。おわびして、訂正します。

(新聞「農民」2010.5.17付)
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2010年5月

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