外米の輸入やめなければ
|
荷揚げされるMA米(横浜港)
|
今、改めて、このことを明らかにしていて、本当に良かったと思います。同時に、このようなMA米が大問題になっている時に、衆議院の農水委員会に日本共産党の議席がないということに、本当にもどかしい思いでいっぱいです。日本の農家に減反を強制しながら、外国から米を輸入するなんて、99年当時も今も許せません。日本共産党は、MA米の廃止なども盛り込んだ「日本農業再生プラン」を発表し、全国で懇談をすすめています。今度の総選挙では、なんとしても議席を増やしたい。
(3月9日)
中林議員 政府は、MA米の100%輸入が義務だとずっと言ってきたが、それはWTO協定のどこに書かれているか。
(外務省の官僚が必死に協定書をめくるが、MAの具体的な条文はどこにもない。議場は、ハチの巣をつついたようなパニック状態になり、審議中断)
食糧庁長官(外務省が答弁できないので代わりに答弁) WTO協定上の根拠ではなく、政府統一見解だ。
農水委員長 ちょっと待って。MA米の輸入が義務か義務でないのか外務省、きちんと答弁してください。
外務省経済局長 WTO協定の附属書のなかに最小限度のアクセス機会が必要だと書いてあるのを踏まえて、政府統一見解ができた。
中林議員 要するにそれはWTO協定の規定ではなく、日本政府が勝手に解釈して(全量輸入の)政府統一見解を出したにすぎない。WTO協定上は輸入の機会を与えればいいだけではないか。
(11月10日)
中林議員 WTO協定上、MA米を全量輸入しなければならない規定はどこに書いてあるか。
農水大臣 ないと、確かに。しかし政府統一見解を出し(て、MA米を全量輸入することにし)た。
[2008年10月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2008, 農民運動全国連合会