読者からのお便り
食糧主権の確立 重要性わかった東京都 斉藤 勇ブックレット「いまこそ、日本でも食糧主権の確立を」の本を一気に読みました。たいへん読みやすく「食糧主権の確立」の重要性が良くわかりました。データが示されていて説得力があります。特に、日本での「食糧危機」の再来については、本当に恐ろしくなります。同時に、WTOを瀕死(ひんし)の状況に追い込んできた世界中の民衆のたたかいの役割と食糧主権の確立が、世界の流れになってきていることがよくわかりました。 その点で、日本で食糧主権の確立をかかげている農民連と食健連の役割の重大性がよくわかり、この運動の前進に取り組むことの意義がよくわかりました。 (町田市)
様々な農業悪政に怒りが頂点に茨城県 福田 洋子特集「中国毒ギョーザ事件の真相をさぐる」は、読みごたえがありました。思わず、ウーンとうなってしまいました。輸入依存の食糧政策、「開発輸入」企業への手厚い保護、しかも実行するセンター長は農水省の天下り! シナリオができすぎていて、怒りは頂点に達しました。私の市でも合併で、自校方式だった学校給食がセンター方式に変えられようとしています。“自校方式をやめないで”と署名を始めました。 (土浦市)
減反で今さら何いう農水省部長長野県 井口 一郎農水省の奥原食糧部長は「備蓄米が百万トンに達しているから、二十年産が過剰になっても政府は買い入れない。価格安定には減反しかない」と語ったという。さらに「二十年産の生産調整が失敗すれば、制度の廃止と下落を覚悟せよ」と付け加えた。何を今さらバカなことを言っているのか。この地方の一俵六十キロあたりの生産費は一万五百円である。この架空の数字さえまかなえない米価だから、全国平均でも一時間あたりの労賃は二百五十六円にしかならず、ペットボトルの水より安くなってしまっている。国産米の在庫不足と引き換えに外米の輸入量がうなぎのぼりに増え続け、今やおよそ年八十万トンも食えない米が農水省の倉庫に積み上げられ、国民の血税で保管料をまかなっている。 厳しい米穀検査ではねられたくず米がひそかに主食にまわされているとは何事か。米の販売店を回ってみても、外米・くず米混入の表示は見当たらない。加工にまわされていると言うが、どこで誰がチェックしているのだろう。 減反の割り当てに躍起になる農協が、組合員からそっぽを向かれつつある。この米つぶし農業つぶしの国策、その露払い役の農協の体質を変えるのも、我々の大きな仕事である。ものを作り消費者と固く結びつくことによってのみ、日本の食糧安保は確立される。一歩も引き下がるつもりはない。意地でも立ちはだかる。 (箕輪町)
「親子ファームクラブ」 も準備中福島県 先崎 伍郎ネコヤナギの芽がふくらんできたので、今年の畑準備にかかりました。「子どものたくましく心豊かな成長」を目的とした「郡山親子ファームクラブ」も8年目のスタート準備です。一区画一アールで十二区画用意しました。年間計画を立てたので会員宅に届けます。昨年は、二人の児童が、花や野菜の成長をテーマに研究して市の理科研究物展に出品し入賞しました。 (郡山市)
夫と2人で無農薬米作り8年目熊本県 吉岡 敏子定年退職後、夫と二人で無農薬・無化学肥料・無除草剤で、米作りを始めて八年目に入ります。はじめはヒエ取りが大変でしたが、今では深水栽培でマルチをしているので、ぐるりの草刈りをするだけです。カワニナ、ホタル、豊年エビなどが増えました。ヒノヒカリ、黒米、赤米を栽培し、刈り取った後も掛け干しに。 まったくの素人でしたが、今は農業が楽しい。九州サミットに出品して優勝はしませんでしたが、品質では良い成績です。小さな孫たちもおいしいと言ってたくさん食べてくれます。なにせ、無農薬米で安心ですからね。日本の農業を大事にする政治をしてほしいものです。 (山鹿市)
農業体験ツアー参加者を募集中岩手県 菊地 和夫日本農業を守り育てようと、農業体験ツアーを募集しています。(1)田植え6月7〜9日、(2)除草7月2〜4日、(3)稲刈り10月7〜9日。それぞれ二泊三日で、一日目は世界遺産(予定)の見学、二日目は午前中に農作業、その後もちつきや観光・大道芸観賞など、三日目は渓谷の船くだり、紙すき体験など。経費はホテル泊で3万円です。関心のある方、参加ご希望の方は、TEL0191(76)2235まで。
(新聞「農民」2008.3.31付)
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[2008年3月]
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