「農民」記事データベース20080114-811-06

あけましておめでとうございます

読者からのお便り


自給率向上のため、できることを

愛知県 大家 信義

 あけましておめでとうございます。

 名古屋港の輸入食品を見学し学習するという活動に20年来かかわっています。

 港のコンテナ物流を屋上から見て説明を聞く、野積み食品の現状を見る、倉庫内の果物・野菜を見学、そして学習と交流が、主なコースです。これまでに2万数千人、全国の港で、たぶん20万人を超える人々が来られたのではないでしょうか。

 生産者からは、輸入食品に負けてなるものか、の気概を感じています。

 消費者からは、安いだけでだまされてはいけない、賢くならなければ、の意見が多く出されます。

 一致するのは、自給率をもっとあげること、そのためにできることからやろう、ということです。「もしも輸入が止まったら…」という農水省メニューは笑いごとではありません。もし、輸入がストップすれば、ご飯とイモを主に、肉も魚も卵も10日に1回に。そうならないことを切に願っていますが、戦火の絶えない世界、食料を燃料へという流れなどをみると、予断を許しません。

 農業は、国の存立の要、自給率向上、真の独立へむけ今年もがんばりたいと思います。

(名古屋市)


今年も安心・安全・新鮮な食物を

和歌山県 山林恵美子

 あけましておめでとうございます。

 昨年、第53回日本母親大会に参加しました。パレードでは、姉さんかぶりの元気いっぱいの農民連の皆さんにお会いしました。2日目の分科会では、農民連の女性部長さんが「07年の稲作労賃は、時給わずか256円。このままでは日本から農業がなくなってしまう。平和で農業が続けられる社会をつくっていきましょう」と発言されていました。

 あまりの安さにびっくり。農家の人が安定した生活ができないと農業は続けられません。少しでも応援できたらとの思いを一層強くしました。

 その一つとして、「できるだけ国産品を」と生活しています。昨年も農民連の農産物をたくさんいただきました。夏は沖縄のパインを、日常には地元和歌山のお野菜・果物、冬は青森りんごです。

 新聞「農民」の大見本市の記事に、いつも産直で取り寄せている「津軽農民組合津軽りんご」の法被(はっぴ)を着た方のにこやかなお顔があり、うれしくなりました。08年も安心・安全・新鮮な国産農産物に出合えるよう期待しています。

(岩出市)

(新聞「農民」2008.1.14付)
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2008年1月

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