「農民」記事データベース20060320-724-02

GMナタネ

自生調査に参加しませんか!

食品分析センター呼びかけ こぼれ落ち輸入ナタネ…

関連/GMナタネ 自生調査スタート


 食用油や飼料向けに輸入され、こぼれ落ちた遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生が全国各地に広がっています。環境や生態系への影響が深刻化するなかで、農民連食品分析センターは、GMナタネの自生調査への参加者を募集しています。

 分析センターは昨年、農民連の依頼を受け、五地点で自生調査を実施。百四十八検体のうち六十二検体(四二%)からGMナタネが検出されました。今回は、GMナタネが自生しているかどうかを調査参加者の手で調べ、非GM国産ナタネとの交雑危険性など、生態系への影響についての世論を高めることも目的です。

 GMナタネにはいくつかのタイプがありますが、その多くは、除草剤を散布しても枯れにくくしたグリホサート耐性(モンサント社の販売する除草剤ラウンドアップに耐性をもつ)のタイプです。今回の調査対象は、このグリホサート耐性のGMナタネです。

 調査は、最初に、送付された簡易キット(写真上〈写真はありません〉)を使って、採取したナタネを自分で調べます。これは、イムノクロマト法という試験で行います。調査の結果、陽性または疑わしいサンプルがあった場合は、冷凍させて分析センターに送付し、確認試験(PCR法)を実施します。(詳細は送付するマニュアルを参照)

 代金は、一口七百円に送料(郵送・資料代)五百円を加えた千二百円になります。一口増えるごとに七百円ずつ追加。調査希望者は、電話、ファクス、郵便またはメールで申し込んでください。その際、申込者の氏名、住所、電話・ファクス番号、あればメールアドレスを明記。申込者には、簡易キット、検査マニュアル、払込用紙などをお送りします。(払込手数料は払込者負担で)

 期間は六月上旬まで。七月上旬に集約した結果を発表します。

 問い合わせ・申込先=農民連食品分析センター 〒174―0094、東京都板橋区成増一の五の二二。Tel・Fax03(3975)4481。

 Eメール natane@earlybirds.ddo.jp

 食品分析センターのホームページ http://earlybirds.ddo.jp/bunseki/index.html

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(新聞「農民」2006.3.20付)
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2006年3月

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