「農民」記事データベース20050613-687-04

北陸研究センターに 署名1万そえ要請

GM稲の屋外実験中止を

新潟・GMイネいらない連絡会

関連/日本で米国産飼料用から検出


 新潟県上越市で、中央農業総合センター・北陸研究センターが遺伝子組み換え(GM)稲の屋外栽培実験を計画するなど、GM作物の問題が食の安全・安心を脅かしています。この間、都内でGM作物に反対する学習会や集会が行われ、市民が運動を強めています。

 「新潟遺伝子組み換えイネいらない連絡会」は五月二十四日、同センターに実験中止を求める直接交渉を行い、実験に反対する署名約一万人分を提出しました。

 連絡会側からは実験への疑問が相次ぎました。センター側は「とにかく安全」「風評被害は誰かがしゃべるからだ」などと開き直るばかりでした。

GM稲の田植え反対無視し強行
北陸研究センター

 北陸研究センターは三十一日、GM稲の田植えを、住民の反対を押し切って強行しました。農民連も参加する「遺伝子組み換えイネの栽培中止」を求める連絡会は「田植えに抗議するとともに実験の即時中止を求める」決議文を読み上げ、センター長に提出しました。

 「にいがた食と農と健康、教育のネットワーク」の町田拡代表(新潟農民連会長)は「生産者も消費者も望んでいない実験は、政府の進める農業改革を反映したもの。反対の運動に全力で取り組もう」と訴えました。(写真〈写真はありません〉

(新聞「農民」2005.6.13付)
ライン

2005年6月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2005, 農民運動全国連合会