食料主権を守れ 農山村の復権をめざして晴天下 生産者と消費者が一体で賑やかに(1/2)/晴天下 生産者と消費者が一体で賑やかに(2/2)
大阪で食と農の祭り国際コメ年記念 五千人がつどう澄み渡る晴天となった十一月二十三日、大阪市扇町公園で「国際コメ年・おおさか食と農のまつり」が行われ、五千人の府民が参加。「和太鼓」や茨城の百姓バンド「ヒューマンファーマーズ」のコンサート、「お米○×クイズ」などが行われた中央舞台を中心に、大阪府下のとれとれ農産物や伝統食の即売、米にまつわる展示コーナーやワラと竹の加工体験をはじめ、四十余りのテントが出展しました。「これいくら」「袋入れてくれる」。ひろばの真ん中にあるテントには、能勢町から阪南市まで、大阪府下で栽培された、新鮮で安全な野菜がどっさり積まれ、白菜、ダイコン、キャベツなどの大型野菜も飛ぶように売れていきます。ユズやミカン、味噌や花も販売したほか、ふかしイモやつきたてもちには長い行列ができました。 日本の伝統食を考える会のテントでは、国際コメ年にちなんで米料理とご飯に合う料理を販売。おはぎが一番早く売り切れたほか、こうじとご飯で自然に発酵させた、自然の甘さの甘酒は「むかしのなつかしい味」と喜ばれました。また、大豆を使った大阪の伝統食「ごより豆」は酒のつまみやご飯のおかずにぴったり。かむほどに口の中に広がるおいしさに、子どもたちも喜んで食べていました。 このまつりは半年前、「国際コメ年」と「食料自給率向上」の一大キャンペーンの場として市民生協や消費者団体、学校給食関係者や労働組合、お米屋さん、農民組合などが実行委員会を作り、幅広い個人や団体に呼びかけて準備したもので、百七十五人、五十団体が呼びかけに賛同したほか、大阪府や農水省大阪農政事務所も後援。 米の重さ当てや輸入農産物の実態展示、学校給食の展示・試食、行政相談、環境展示、健康相談コーナーや模擬店、フリーマーケットなど、実行委員会に参加する各団体持ち寄りの楽しい企画となりました。
「ワラ細工教室」が盛況大阪大阪府熊取町の商工会館で十一月二十八日に開かれた「ワラ細工教室」(写真左)。同町の中務米店がお得意さん向けに開いたもので、講師は農民組合大阪府連の山口和男会長と私です。昔ワラに触ったことがある人も、まったくない子どもも、ワラのいいにおいを胸いっぱい吸い込んで、一生懸命よっていきます。お正月用の注連飾りのリース、ワラぞうり、亀の置物を作りました。(大阪府連 佐保庚生)
(新聞「農民」2004.12.13付)
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[2004年12月]
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