「農民」記事データベース20040913-651-04

がんばってます

食料自給率向上の署名

岐阜市 島尻 尚子さん(72)


小泉内閣の弱腰に腹立つと訴え35筆
日本の米食えないってと快く応じる人も

 新聞「農民」に載った「食料自給率の向上を求める署名」をコピーして、三十五筆分の署名を郵送してくれた岐阜市長良の島尻尚子さん(72)。電話で話をうかがうと、生協や新婦人などの仲間から集めたということでした。

 日本の食料自給率は、四〇%。七千万人分の食料を外国に頼っているにもかかわらず、アメリカなど輸出大国の言いなりになって自由化を進め、日本農業を衰退させている小泉内閣。「前から日本政府の弱腰に腹が立っていた」という島尻さんの訴えに、年配の方は「自国で採れた米が食べられないなんて言語道断だよ。“瑞穂の国”が泣く」といって、快く署名に応じてくれたそうです。

 「私は農家ではないから、本当の苦しみが分からないかもしれないけれど、一度荒らしてしまった田んぼは、二度と元に戻らないと聞きます」という島尻さん。「消費者としてできるだけのことをやって、作り続けてほしい」と、全国の農家にエールを送ります。

(新聞「農民」2004.9.13付)
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2004年9月

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