「農民」記事データベース20030519-586-09

読者からのお便り

関連/30年か40年に一度の大仕事


日本の農業を政府は大事に

北海道 大和田和子

 私は新婦人で「安全で新鮮、おいしい」産直のお米、野菜、肉、卵、果物などを利用し、満足した食生活をしています。それにしても世界の先進国の中でも四〇%と非常に低い自給率の日本。政府は自国の農業を大事にしない実態にたいへん腹がたちます。


スローフード食べように賛成

東京都 川口 利子

 安全な産直野菜とお米をいただいております。新婦人の産直小組ですが、いろいろな方に喜ばれています。「ファーストフードよりスローフードを食べよう」という一面の記事(四月二十一日付)は賛成です。ただ、学校の給食や市民病院などで、業者委託が増えてきて、大変な事態です。いつわりの“規制緩和”が子どもや病人の生命を脅かします。


若者たちの健康心配です

岩手県 千葉 禎子

 道路をはさんだ向かい側に二十四時間営業のコンビニが開店しました。驚いたことに、真夜中でもひっきりなしに客が出入りしています。私は時々コピー機を使いたくて利用するのですが、若者たちや時には中学生までが弁当やカップラーメンを買っているのが多くみられます。四月二十一日付の記事を読んで、青年たちの健康が心配になってきました。


土にミミズが嬉しくなって

兵庫県 蔭山恵美子

 むづかしくてあんまりようわからん部分も含めて「土づくりシリーズ」を興味深く読んでいます。区画整理された三年目の田んぼで「土」を心配していました。二月の白菜の取り入れの際、土に小さな赤いミミズをあちこちに見つけました。ちょっと嬉しくなって、ニヤつきながら出荷作業をしました。「ちょっとご報告まで」


割箸に有害物今後使わない

兵庫県 上野 有治

 私は、うどんが好きで、食べるには絶対に木の割箸でなければなりません。新聞「農民」の記事(三月十日付)によると、竹の割箸には有害漂白剤が残留していることが分かったので、今後は使わないようにしたいと思います。

 高級料理店のお箸は竹の箸です。これからは自分の箸を持参するようにします。

 私の子ども時分に、近所に出来た割箸工場で製造工程を見ました。

 ▼島(淡路島)外から運ばれてきた松の丸太の皮▼箸の長さに輪切りにする▼銭湯の浴槽の三倍ぐらいの大きい熱湯槽で消毒(ヤニ取り?)する▼消毒した輪切りを大根の皮むきのように機械で箸の厚さにむいていく▼長い帯状になったのを機械で割れ目を入れて割箸の幅に切り落とす▼一本一本をカツオ削り器に似たものに通し、「面取り」をして仕上げる。

 「松の丸太」と書きましたが、「農民」の写真を見ると、真っ直ぐなので「杉」であったかも分かりません。「面取り」は女性の仕事で、近所の人が多く働いていました。

 最初の輪切りにしたものが、あまりにも丸くなければ捨てるので、私は部屋から前栽へ出る踏み台にもらってきました。今でも生家にあります。

 熱湯槽で消毒しているといいながら、その後に人手に触れるので、私は完全にきれいではないと思って、気分的なものですが、熱湯で割箸を消毒しています。

 割箸を頭の方から見ると、完全な矩形(長方形)ではなく、少し湾曲しているので、これを話すのが子どもの時は自慢でした。今では輸入品が多いらしく、完全な矩形です。依然よりも神経質に消毒しています。

 私は人体に影響のある残留農薬などに大変関心を持っています。今後も、このような記事の掲載を期待しています。


30年か40年に一度の大仕事

 世界遺産・岐阜県白川郷の茅葺き屋根の吹き替え作業。“結(ゆい)”と呼ばれる村人の共同作業が、今も続いています。

 吹き替え作業は、三十年か四十年に一度の大仕事です。岐阜県白川村で四月六日に写しました。〈写真はありません〉

(S)

(新聞「農民」2003.5.19付)
ライン

2003年5月

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