「遺伝子組み換え“コメ”いらない」21万筆の署名提出・集会
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」は一月三十日、「遺伝子組み換えコメ(イネ)いらない! 議員と市民の署名提出と院内集会」を開き、「遺伝子組み換えコメいらない! みんなの署名」を小泉首相宛に提出しました。 キャンペーンでは二〇〇〇年九月から、遺伝子組み換え稲反対の署名を呼びかけ、これまでの総数は二十一万筆を超えています。 会場となった衆議院議員会館の会議室には、国会議員、消費者、生産者、米屋などが参加。農水省、厚生労働省、環境省との質疑応答が行われました。 署名提出後、経過説明を行った、キャンペーンの天笠哲祐代表は、環境への影響と、食の安全という視点から、遺伝子組み換え稲を絶対認めない政策をとってほしいと要請。「主食であり、日本で自給しているコメの遺伝子組み換えを認めれば、国産に対する消費者の安全神話が崩れてしまう。国産なら大丈夫という政策をとり続けてほしい」と訴えました。 有機農業に取り組む生産者は「希望しない農家のイネに、組み換え遺伝子が広がる問題をどう考えているのか」と発言。消費者は「農水省が、開発メーカーと同じ発言をしていたことに愕然とした」「被害がなければ対処しないという態度では安心できない。被害が出ないうちにやめるべきだ」と訴えました。
(新聞「農民」2002.2.11付)
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[2002年2月]
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