本発動いそげネギ農家が集会埼玉県妻沼町で二百五十名
ネギなど三品目のセーフガード(輸入制限措置)暫定発動の期限切れの十一月八日を前に埼玉県妻沼町の農家が十月十二日、本格発動をさせようと決起大会を開きました。本格発動への政府の動きが伝わらず、ネギ栽培農家が業を煮やし、打開しようと開いたもの。 会場の町農業センターは、ネギ生産者をはじめ町長、県議、町議など入りきれないほどの二百五十人の参加者で熱気むんむん。 主催者の高橋清委員長(町園芸振興協議会会長)は「今年は雨の影響で作柄も悪く、二百日の暫定期間では、とてもコスト削減の体制はとれない。セーフガードの本格発動はなんとしても必要」と訴えました。 引き続き生産者、消費者団体代表が次々に登壇。消費者を代表して婦人会の金井菊江さんが「生産者だけでこの問題は解決しない。地元の野菜を守るために消費者である私たちも応援したい」と力強く訴えると、会場から割れるような拍手が起こりました。最後に「妻沼町のネギは十一月から本格的に出荷が始まる。産地の競争力をつけるためセーフガード本格発動を強く要請する」との意見書を全員一致で採択、国や県に提出することになりました。 (埼玉農民連 森恒男)
(新聞「農民」2001.11.12付)
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[2001年11月]
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