全国が心を一つに総対話運動のうねりをつくろう農民運動全国連合会
今、農家は輸入農産物による価格暴落や、兼業農家の企業の倒産やリストラによる失業など、かつてない事態にあり、今後の生活や営農について真剣に模索し、一緒に考え行動してくれる仲間や組織を求めています。 こうしたなかで農民運常任委員会が呼びかけた「総対話運動」(四月から六月まで)は、各地で歓迎され、奮闘が広がっています。 津軽農民組合では確定申告が終わった四月以降、チラシを広く配付してすでに十二カ所で「税金相談会」を開き、新しい仲間を次々に迎えています。二日間にわたる全県の統一行動で過去最高の四十一部の新聞「農民」を増やした埼玉県連(別項記事“訴えれば広がる”)、この奮闘に励まされて各県で統一行動も計画されています。生産や税金の要求と結んで全班での班の集まりを計画している岡山県連。一月以降、四十部以上の「農民」を拡大した庄内農民センターの菅井巌事務局長(本部青年部長)など、先進的な奮闘も生まれています。 取り組みで共通しているのは、どこに行っても「輸入でつぶされる」「外米を輸入しながら減反は許せない」と、農政への怒りと農民連への共感を寄せ、「農民」の購読を約束していることです。特に、農業所得標準の廃止でこれまでの役場申告が変わったことへの不安、農民連が進めている市場や米卸を通した小売りや消費者との提携に真剣に耳を傾けていることです。 総対話運動はひと月を残すのみです。「総対話運動」の目標は、(1)都道府県連と単組、支部・班の六月末までの新聞「農民」の拡大目標を達成する(2)支部・班が集まって学習し、要求を出し合い、自分たちの地域での運動を話し合い、誰に声をかけるかなどの「計画」を作ってみんなで行動する(3)役員が「拡大チャレンジャー」となって先頭に立ち、決めたことはやり切る団結した組織を作る、の三つです。 役員が進んで成果をあげ、その確信を力に、かみあった要求や話題をもって支部や班に足を運び一緒に計画作りや行動を広げ、前進のうねりを作って参院選に突入しましょう。
(新聞「農民」2001.5.28付)
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[2001年5月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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