遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン大豆畑トラスト運動発展へ1月30日、東京で交流集会
二年目となった大豆畑トラスト運動は、ことし全国数十カ所に広がり、各地で食品加工業者と提携して、収穫された国産大豆で味カイ、醤油、豆腐の加工もはじまるなど様々な取り組みがすすんでいます。 政府は遺伝子組み換え農産物の輸入を続ける一方、来年から米の減反対策の一環として大豆、小麦の本格的生産に乗り出すとしています。しかし日本モンサント社などは、大豆栽培の省力化、コストダウンをうたって除草剤耐性組み換え大豆の試作を各地に働きかけ、国内で作付けられる危険性も強まっています。 こうした状況下で非組み換えの安全な食糧を自給する大豆畑トラスト運動の役割はますます大きくなっています。今年の大豆畑トラスト運動の実践と経験を振り返りながら、来年度の運動をどう展開していくか――「遺伝子組み換え作物いらない!大豆畑トラスト交流集会」をつぎのように開きます。大豆トラスト運動に取り組んだ地域をはじめ、来年から新たに取り組もうという生産者、消費者など広く参加を期待しています。
遺伝子組み換え作物いらない!大豆畑トラスト交流集会■とき 一月三十日(日)
■会場 東京都千代田区飯田橋三―十―三
■プログラム ■主催 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン。
広島・世羅町「遺伝子組み換え食品いらない!」「日本農業を守ろう!」と大豆畑トラスト参加者とともに、十二月五日、広島県世羅町で大豆の刈り取り、脱粒作業会を行いました。木化した親指ほどの軸を切り取るには、剪定バサミを用い、なかには手斧を使う人も。脱粒には、農協のビーンスレッシャーを使い、もうもうと立ちのぼるホコリをものともせず敢行しました。 昼は炉つくり、薪集めから始める野外炊事。ホンワカおこげの直火釜たきご飯、畑から直送の大根、白菜を使ったブタ汁、妙り大豆、持ち寄りの品も出て、“Y2K”も心配ないと自信をつけました。 私たちの主張は、世界の多くの人々の力の方向と一体となって、WTO閣僚会議を決裂させるほどの正当性を示しました。このことを話題に新聞「農民」の拡大が一部進みました。 次は味カイの仕込みを来年二月、寒のころ行うことを決め、楽しい一日をすごしました。 (広島 木戸菊雄)
(新聞「農民」1999.12.20/27付)
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[1999年12月]
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