ハウスにも「農業用電力」を岡山県連が中国電力と交渉
岡山県連の代表六人は十二月八日、中国電力岡山支店を訪れ、営業担当課長に対して、「農業用電力」をハウスや温室で使用する換気扇、暖房機、潅水用電力にも拡大するよう要望しました。 コメの輸入拡大に加え、不況の影響も受け、価格低迷が続く野菜生産農家にとって、経費の削減は大きな課題になっています。 交渉にはハウス園芸農家も参加し、要望書を読んで課長に手渡すとともに、農家の実情を訴えました。課長は「中電は過去のいきさつもあって、他社よりいろいろと努力している。通産省との関係もあり、難しいが本社に要請内容は伝える」と答えました。 その後、懇談の中で、潅漑排水用電力がナスやトマトを水田転作作物で生産している農家の乾田化に使用する電力を農事用に出来ることや、淡水除塩を行っている期間(休止中)はスイッチを切って、使用が一カ月間ゼロの場合は基本料金になることがわかりました。 参加者は「やっぱり来て、いろいろと話をしてみるものや。大きな成果やった」と喜んでいます。
(岡山県連 坪井貞夫/新聞「農民」1999.12.20/27付)
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[1999年12月]
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